商品説明
北海道における初期洋風建築の研究
越野 武著
定価:9,900円(本体価格9,000円+税)
判型:B5 上製
頁数:422
ISBN:978-4-8329-9411-9
Cコード:C3052
発行日:1993-02-25
●本書の特徴
北海道での初期洋風建築の展開を,開港都市箱館の英領事館等にみられる最初期,開拓使による公共建築への摂取移植実験の時期,明治中後期の伝播期,といった歴史過程の中でとらえ,文化史的・社会史的観点をも加え総体的に論述.
●目次
緒言
〔第1部 序論〕
第1章 初期洋風建築の史的性格
〔第2部 初期洋風建築の導入〕
第2章 初期洋風建築の導入:第2部の概要
第3章 函館における開港期の洋風建築
第4章 文久3年在箱館イギリス領事館
〔第3部 開拓使函館支庁の洋風建築〕
第5章 函館における明治初期の洋風建築—第3部の概要
第6章 開拓使函館支庁の営繕組織
第7章 開拓使函館支庁前期の建築
第8章 開拓使函館支庁後期の建築
〔第4部 開拓使本庁の洋風建築〕
第9章 開拓使本庁の洋風建築:第4部の概要
第10章 開拓使本庁前期の洋風建築
第11章 開拓使本庁後期の洋風建築
〔第5部 明治中後期における初期洋風建築の展開〕
第12章 初期洋風建築の展開:第5部の概要
第13章 函館における洋風建築の展開
第14章 札幌における木造洋風建築の展開
第15章 小樽における木骨石造建築
第16章 日本海沿岸地方における洋風建築の伝播
結び:初期洋風建築の意義と今後の研究課題
参考文献
Summary
事項索引
人名索引
建築物索引
●著者紹介
越野 武(こしの たけし)
1937年 札幌に生まれる
1960年 北海道大学工学部建築工学科卒業
現在 北海道大学工学部教授 工学博士
主な業績
日本近代建築史、主として北海道における明治洋風建築を研究テーマとして、札幌農学校演舞場、豊平館、函館市市街地建築群などの実測調査を主宰してきた。1991年度日本建築学会論文賞受賞。
主要著書
『開花のかたち:日本の建築明治大正昭和Ⅰ』(三省堂)、『総覧日本の建築Ⅰ』(共著、新建築社)、『北海道の開拓と建築』(共著、第一法規出版)、『『米欧回覧実記』の学際的研究』(分担執筆、北海道大学図書刊行会)、『American Style of Architecture in Hokkaido, Japan』(Journal of SAH)
(本書刊行時の情報です)