商品説明
明日の冶金に挑む ー 水素からたどる冶金の未来
田中時昭 著
定価:4,400円(本体価格4,000円+税)
判型:A5 並製
頁数:164
ISBN:978-4-8329-8212-3
Cコード:C3057
発行日:2013-09-25
●本書の特徴
最もありふれた,そして単純な分子構造を持った水の分解は冶金反応と密接に関連する。冶金分野で長年にわたり蓄積した知識と技術を駆使して,現存するプロセスに密着した独自のアプロ−チを進めることが,エネルギ−問題の解決だけでなく,新しい冶金技術の開発にも繋がる道である。93歳の著者が,水素と冶金の融合に夢を託し,冶金技術への大きな想いを具体的に解説する。
●目次
まえがき
謝辞
第1章 金属製錬工業をめぐるエネルギー・資源・環境問題と水素社会へのアプローチ
1.はじめに
2.資源の制約問題
3.環境問題
4.水素エネルギーシステムとメタノール経済
引用文献
第2章 水素源としてのFayaliteとFayalite系スラグ
1.はじめに
2.水素の自然湧出
3.金属製錬とFayalite系スラグ
4.Fayaliteによる水の分解反応についての熱力学的検討
5.Kirschsteinite(CaFeSiO₄)による水の分解
6.Fayalite-Mg(OH)₂系反応と蛇紋石中の自然金属
7.Olivineによる水の分解
8.まとめ
引用文献
第3章 硫化鉱製錬での水素製造
1.はじめに
2.硫化水素
3.硫化水素からの水素の製造
4.金属硫化物-H₂O(g)系反応と水素
5.まとめ
引用文献
第4章 鉄製錬での水素製造
1.はじめに
2.Steam-Iron法
3.製鉄副生ガスと水素
4.炭化鉄と水素
5.塩化鉄と水素
6.水素および副生ガスと製鉄技術の将来
引用文献
第5章 金属製錬工業での水素とアンモニアの利用
1.製鉄工業
2.非鉄製錬工業
3.電子材料の製造と水素
4.水素貯蔵・輸送媒体としてのアンモニアの利用
5.まとめ
引用文献
第6章 明日の冶金に挑む
1.金属およびエネルギ―と文明の興亡
2.冶金工業と水素製造
3.鉄鋼製錬と水素製造
4.非鉄製錬と水素製造
5.まとめ
引用文献
索引
●著者紹介
田中 時昭(たなか ときあき)
1921年 札幌市に生まれる
1945年 北海道大学工学部生産冶金工学科卒業
1962年 北海道大学工学部教授 工学博士
1985年 北海道大学名誉教授
主著:
水素エネルギーシステムの開発(分担執筆,1974,FIC)
非鉄金属製錬(分担執筆,1980,日本金属学会)
主論文:
資源・素材学会,水素エネルギー協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,AIMME,GDMB
(本書刊行時の情報です)