商品説明
増渕法之著
判型: A5 並製
頁数: 286
ISBN: 978-4-8329-9012-8
Cコード: C3045
発行日: 1980-10-25
●本書の特徴
生物学の基本的課題としての進化論を,最近の分子生物学の発展にもとづく遺伝的な成果を踏まえて考察し,新たな進化論の展開をめざす労作.Ⅰ 進化論の歴史,Ⅱ 遺伝学の発展とその後の進化論,からなり,思想史として,また近代遺伝学への入門としても最適の書.
●目次
第 1部 進化論の歴史
第 1章 進化論の出現を準備したもの
第 2章 ラマルク以前の進化論者
第 3章 ラマルクの時代
第 4章 ダーウィンの時代
第 5章 種の起源
第 6章 『種の起源』発刊の前後
第 7章 粒子的概念の成長
第 8章 粒子遺伝学への道
第 9章 ヴァイスマニズムに反対の動き
第10章 粒子遺伝学の発達
第11章 ミチューリン学説
第12章 日本における進化論の歴史
第 2部 遺伝学の発展とその後の進化学
第13章 近代遺伝学の基礎(1 遺伝子:1 酵素説)
第14章 細菌の遺伝学
第15章 ウィルスの遺伝学
第16章 核酸の化学
第17章 タンパク質の化学
第18章 分子生物学
第19章 突然変異の分子的な基礎
第20章 調節の機構
第21章 分子レベルでの進化
第22章 DNA 量の倍加
第23章 今後の課題
●著者紹介
増淵 法之
北海道大学理学部教授