●著者紹介
佐々木 力(ササキ チカラ)
1947年、宮城県生。
東北大学理学部および同大学院で数学を学んだあと、プリンストン大学大学院でトーマス・S・クーン、マイケル・S・マホーニィらに科学史・科学哲学を学び、Ph. D.(歴史学)。
1980年から東京大学教養学部講師、助教授を経て、1991年から2010年まで教授。定年退職後、2012年から北京の中国科学院大学人文学院教授。2016年から中部大学中部高等学術研究所特任教授。2020年に神奈川県和算研究会会長。
東アジアを代表する科学史家・科学哲学者、数学史家。
著書に、『科学革命の歴史構造』、『近代学問理念の誕生』、『科学論入門』、『数学史』(以上、岩波書店)、『デカルトの数学思想』、『学問論』(以上、東京大学出版会)、『マルクス主義科学論』、『二十世紀数学思想』(以上、みすず書房)、『数学史入門』、『21世紀のマルクス主義』、『ガロワ正伝』〔以上、筑摩書房)、Descartes's Mathematical Thought (Kluwer Academic Publishers)〔『デカルトの数学思想』の英語版〕、Introducao a Teoria da Ciencia (Editora da Universidade de Sao Paulo, 2010)〔『科学論入門』のブラジル-ポルトガル語版〕、『東京大学学問論──学道の劣化』(作品社)など多数。岩波書店からの『日本数学史』は近刊。
日本陳独秀研究会会長、環境社会主義研究会会長。