商品説明
近代化学工業の研究 ー その技術・経済史的分析
L.F.ハーバー 著/水野五郎 訳
定価:5,280円(本体価格4,800円+税)
判型:A5 上製
頁数:426
ISBN:978-4-8329-5121-1
Cコード:C3033
発行日:1977-11-25
●本書の特徴
工業史研究において比較的関心の薄かった近代化学工業の発展過程を,化学技術の理論と実践,企業と技術の関わりに至るまで総合的に分析した不朽の名著.翻訳にあたり,原著者による訂正とあとがき,さらに各種索引,膨大な文献目録を収め,資料としても万全を期した.
●目次
原著者序
訳者まえがき
凡例
1.18世紀における近代化学工業の先駆
(1)硫酸
(2)アルカリ
(3)漂白剤
2.19世紀前半期のイギリス・ソーダ工業
3.1840年ころまでの科学の研究・教育機関
(1)フランスの科学・技術教育
(2)イングランドの科学・技術教育
(3)スコットランドおよびその後のイングランドの科学技術教育
(4)アメリカ合衆国の科学・技術教育
4.1870年ころまでの重化学工業の発展
(1)フランスとベルギー
(2)スイスとライン川流域
(3)ニルベ川流域とオーストリア帝国
(4)アメリカ合衆国
(5)グレート・ブリテン(1850-70年)
5.新しい科学教育機関
6.新技術の開発
(1)染料
(2)アンモニア・ソーダ法
(3)爆薬と電解工業
7.新技術の化学工業への影響:およそ1870年から1900年まで
(1)ルブラン法における技術の進歩と塩素の生産
(2)ルブラン法ソーダ工業における硫黄の回収
(3)ルブラン法とアンモニア・ソーダ法の生産費比較
(4)硫酸
8.ヨーロッパ・北アメリカの化学工業:およそ1870年から1900年まで
(1)フランスとベルギー
(2)スイス
(3)ドイツ無機化学工業
(4)ドイツ染料工業
(5)東ヨーロッパ
(6)北アメリカ
9.19世紀末のイギリス化学工業
10.化学工業における大企業の成立
(1)ドイツ染料工業
(2)イギリスにおけるルブラン法ソーダ工業とユナイテッド・アルカリ社
11.化学工業経営者の諸問題
(1)所有者と経営者
(2)特許法と化学工業
(3)化学工業に対する政府の干渉
(4)自由貿易と関税:その化学工業への影響
(5)独占組織の形成
12.19世紀化学工業労働者
(1)作業の諸条件と労働時間
(2)賃金と労働時間
(3)労働者の福利厚生
原著者あとがき
付録
付録1
付録2
付録3
付録4
付録5
付録6
付録7
文献解説
文献目録
人名索引
企業名索引
事項索引
●著者紹介
Dr. L. F. Harber(L.F.ハーバー)
1921年 ベルリンに生まれる
1933年 ナチに追われ亡命.第2次大戦中 London School of Economics に在学,経済史を専攻
1948年 London UniversityからPh.D.の学位を受ける
1949年 Imperial Chemical Industories社に勤務
1963年 Esso Petroleum社に勤務
1966年 Esso Chemical社に勤務
1968年 National Economic Development Officeに勤務
1970年 Surrey大学経済学部準教授(Reader)に就任
主著 The Chemical Industry 1900-1930, Oxford University Press, 1971
〈訳者〉
水野 五郎(みずの ごろう)
1927年 静岡県に生れる
1947年 米沢工業専門学校(旧制)化学工業科卒業
1953年 北海道大学法経学部経済学科卒業
現在 室蘭工業大学助教授
専攻 経済史および技術史
論文 「デュボンー1902年」(北海道大学経済学研究,第27巻第1号,1977年)ほか
(本書刊行時の情報です)