© Hokkaido University Press.
税込価格合計5,500円以上ご購入で送料無料
検索
SNS
北海道大学出版会 blog
北海道大学出版会 〒060-0809 札幌市北区北9条西8丁目北海道大学構内 TEL011-747-2308 FAX011-736-8605 hupress_1[at]hup.gr.jp 登録番号 T2-4300-0500-4356
書籍検索(タイトル、著者等)は、画面右上の🔍虫メガネアイコンからどうぞ
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は1点までのご注文とさせていただきます。
※別途送料がかかります。送料を確認する
この商品の送料・配送方法は下記のとおりです。 ¥5,500以上のご注文で国内送料が無料になります。
複数冊購入しても5,000円以下の場合、この送料で配送します。
※¥5,500以上のご注文で国内送料が無料になります。
再入荷のお知らせを希望する
年齢確認
再入荷されましたら、登録したメールアドレス宛にお知らせします。
メールアドレス
折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「hup.gr.jp」を許可するように設定してください。
再入荷のお知らせを受け付けました。
ご記入いただいたメールアドレス宛に確認メールをお送りしておりますので、ご確認ください。 メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。 通知受信時に、メールサーバー容量がオーバーしているなどの理由で受信できない場合がございます。ご確認ください。
松本直幸著 判型: A5 並製 頁数: 166 ISBN: 978-4-8329-8213-0 Cコード: C3045 発行日: 2013-12-10 ●本書の特徴 雪腐病に関する書籍は世界的にみても類がない。本書では,雪腐病について生物学的および農学的な説明が加えられる。すなわち,地域・年次毎に変動する積雪条件に対する個々の雪腐病菌の生存戦略を解説するとともに,低温耐性機構,宿主植物の抵抗性メカニズム,防除法などについて,言及する。近年の温暖化の影響は,雪腐病の被害を軽減させると考えられるが,雪腐病菌の可塑性は積雪のまれな地域においても生存を可能にしており,多雪年に大発生する潜在性を秘めている。作物の生産性とのバランスで,将来的にどの程度の雪腐病抵抗性が要求されるか,また秋播コムギでは本当に農薬散布が必要かについて,問題提起を行う。 ●目次 はじめに 第1章 概 論 1.雪腐病とは 雪腐病の被害 / 雪腐病菌の生活史 / 積雪下環境 2.積雪下という生態系 リターの分解 / 物質の循環 / 多様性の維持 3.氷雪圏における微生物——用語の定義 生理的な問題 / 生態的な問題 第2章 生態と生理 1.生存戦略 個体性 / 個体群構造 2.積雪の予測性 菌核の発芽 / 菌核のサイズ 3.耐凍性 代謝 / 耐凍性 / 耐凍性メカニズム 第3章 各 論 1.Typhula spp. 交配不和合性因子 / ニッチの分化 / 雪腐褐色小粒菌核病菌(Typhula incarnata) / 雪 腐黒色小粒菌核病菌(Typhula ishikariensis) / Typhula phacorrhiza 2.Sclerotinia spp. 雪腐大粒菌核病菌(Sclerotinia borealis) / 双子葉植物の雪腐病菌(Sclerotinia nivalis) / マメ科牧草の菌核病菌(Sclerotinia trifoliorum) 3.紅色雪腐病菌(Microdochium nivale) 分類学上の問題 / 生態的特徴 4.褐色雪腐病菌(Pythium spp.) 5.その他担子菌性雪腐病菌 スッポヌケ病菌(Athelia sp.) / LTB(Coprinus psychromorbidus) 第4章 抵抗性 1.圃場からの事実 2.室内検定 3.抵抗性メカニズム ハードニング / 貯蔵養分 / 抵抗性反応 / むすび 第5章 防 除 1.農薬による防除 ボルドー / 有機水銀 / PCP,PCNB,チオファネートメチル / 新合成殺菌剤,混合剤 2.生物防除 3.耕種的防除 栽培管理 / 品種 / 北米における事情 4.むすび おわりに 索 引 ●著者紹介 松本 直幸 1950年 香川県高松市に生まれる 1973年 名古屋大学農学部卒業 1975年 名古屋大学大学院農学研究科修士課程修了, 北海道農業試験場 1983年 日本植物病理学会学術奨励賞受賞 1986年 日豪科学技術交流研究員(ニューサウスウェールズ大学) 1988年 農学博士(北海道大学) 1992年 OECD特別研究員(ノルウェー植物保護研究所) 1993年 農業環境技術研究所 2004年 日本植物病理学会賞受賞 2007年 北海道農業研究センター 2011年 同センター定年退職 2012年 北農賞受賞 現在 (独)農業・食品産業技術総合研究機構フェロー 北海道大学大学院農学研究院研究員 主著 植物病理学(文永堂出版),植物病理学事典(養賢堂),Plant Cold Hardiness(Plenum)いずれも分担執筆,Plant and Microbe Adaptations to Cold in a Changing World(Springer)分担編集など
分野別
ご案内