商品説明
リービヒ『化学の農業および生理学への応用』
J. v. リービヒ 著/吉田武彦 訳
定価:12,100円(本体価格11,000円+税)
判型:A5 上製
頁数:434
ISBN:978-4-8329-8174-4
Cコード:C3043
発行日:2007-02-28
●本書の特徴
「近代農芸化学の父」と呼ばれるリービヒ.その著作は世界に多大な影響を与えながらも,これまで日本語訳されることがなかった.植物栄養学の基礎のみならず,施肥のあり方を中心とした近代農業ひいては産業界全体へのさまざまな批判と提言を盛り込んだ代表的著作,初の翻訳.
●目次
初版への序文:Alexander von Humboldtに捧げる
第7版への序文
第8版への序文………【省略】
第9版への序文(Ph. Zöller)
訳者まえがき
凡例
序論
1.1840年以前の農業
2.1840年以後の農業
3.無機栄養説の歴史
4.無機質肥料の歴史
5.農耕と歴史
6.国民経済学と農業
第1部 植物栄養の化学的過程
主題
1.植物の一般成分
2.炭素の起源と同化………【一部省略】
3.腐植の起源と行動………【要約】
4.水素の起源と同化………【要約】
5.窒素の起源と同化
6.アンモニアと硝酸の源泉………【要約】
7.硫黄の起源………【要約】
8.植物の無機成分
9.耕土の起源………【要約】
10.耕土の成分………【要約】
11.作物の灰分成分に対する耕土の反応
12.休閑
13.輪栽農業………【要約】
14.肥料………【要約】
15.考察
第2部 農耕の自然法則
1.植物………【一部省略】
2.土壌………【一部省略】
3.肥料中の植物養分に対する土壌の挙動………【要約】
4.きゅう肥
5.きゅう肥農業
6.グアノ………【要約】
7.乾糞、人間排泄物………【要約】
8.リン酸土類………【要約】
9.油粕………【要約】
10.木灰、カリウム塩………【要約】
11.アンモニアおよび硝酸
12.食塩、硝酸ナトリウム、アンモニア塩、石膏、石灰………【要約】
付録
A 巨大な海藻………【省略】
B 異なった生育段階におけるブナの葉に関する研究(Zöller)………【省略】
C 植物病ほか………【省略】
1863年のジャヤイモ栽培試験(NägeliおよびZöller)………【省略】
D ヤシの幹のデンプンについて………【省略】
E 汁液の移動………【省略】
F 排水、ライシメーター排水、河川水および沼沢水に関する研究………【省略】
G 吸収実験………【省略】
H 泥炭粉末でのインゲン栽培試験………【省略】
J ホーエンハイムの農業経営と合理的な畑管理について………【省略】
K 日本農業に関し、ベルリンにおいて農業大臣に行われた報告から(H. Maron博士)
L スペインの農業………【省略】
M 熱帯の耕地土壌………【省略】
N 収穫結果とその意義………【省略】
上部イタリアの畑の現状について………【省略】
O Pincus博士のクローバ分析………【省略】
植物灰分の組成について………【省略】
解題………吉田武彦
1.リービヒの生涯と業績
2.農芸化学
3.物質代謝、物質循環、自然法則
4.批判者たち
5.日本農業の評価
6.日本の農学とリービヒ
●著者紹介
Justus von Liebig(ユストゥス・フォン・リービヒ)
1803年 ドイツ,ダルムシュタットに生まれる
1824年 ギーセン大学員外教授,翌年より教授
1845年 学術上の功績により男爵を授与される
1852年 ミュンヘン大学教授
1873年 ミュンヘンで死去
主著:
Die (organische) Chemie in ihrer Anwendung auf Agricultur und Physiologie(1840),Thier Chemie, order die organische Chemie in ihrer Anwendung auf Physiologie und Pathologie(1842),Chemische Briefe(1844)
吉田 武彦(よしだ たけひこ)
1930年 大阪市に生まれる
1952年 東京大学農学部農芸化学科卒業
1952年 農林省農業技術研究所,のち作物栄養第1研究室長
1974年 日本学術会議会員(第10期,第11期)
1981年 農林水産省北海道農業試験場企画連絡室長,北海道農業試験場次長を経て1989年退職
1989年 (株)太陽コンサルタンツ顧問,1995年退職
専攻:土壌肥料学 農学博士
著書:
『水田軽視は日本農業を滅ぼす』(農文協, 1978)
『水田土壌学』〈共著〉(農文協, 1982)
『食糧問題ときみたち』(岩波ジュニア新書, 1982) ほか
(本書刊行時の情報です)