商品説明
砂沢喜代次著
判型: A5 上製
頁数: 284
ISBN: 978-4-8329-5031-3
Cコード: C3037
発行日: 1974-03-25
●本書の特徴
現場教師 ・教育学研究者 ・専門領域研究者,三者の協力体制なしに教科研究の実はあげられない.本書は,中学生の社会認識に対する深化過程把握のため,明治維新教育にその典型を求め,歴史学者田中彰氏の協力を得て築きあげた,共同研究の成果とその実践の記録である.
●目次
序 章 研究の概要
第1章 明治維新をどう教えるか
1 教育内容選択の立場と系統案
2 明治維新をどう教えるか(座談会)
3 教育内容の系統
第2章 教授・学習課程の全体プラン
1 プラン作成の根拠
2 授業案
第3章 授業はどう行なわれたか
1 第一時から第四時まで—主として「外から」「下から」の動き
2 第五時から第九時まで—主として「上から」の動き
3 第十時・第十一時—「下から」の動き
第4章 教授・学習過程の分析と評価(座談会)
1 本研究の目的にてらして
2 授業プランにてらして
3 典型的教材の選択,典型的教材の意味
4 授業の展開について(1)
5 授業の展開について(2)
6 生徒たちの認識
第5章 生徒たちは明治維新をどう学んだか
1 生徒たちの事前・事後の感想文
2 生徒たちによる最終の討議学習
3 生徒の歴史認識に関する若干の問題点
4 教授者として
終 章 授業「明治維新」についての教授学的検討
1 研究計画をふりかえって
2 認識の変革と明治維新
3 今後の課題
●著者紹介
砂沢 喜代次
北海道大学教育学部教授,教育思想史・教授学