商品説明
道又健治郎編著
判型: A5 上製
頁数: 512
ISBN: 978-4-8329-0614-3
Cコード: C3033
発行日: 1978-03-25
●本書の特徴
大手製鉄所の本工−社外工−系列企業をもって形成される多面的重層的な労働力の構造とその陶冶の過程を,6年に及ぶ調査に基づき分析した総合研究. 日本鉄鋼業における技術革新と 「雇用合理化」 の実態に迫るなかで,その再生産のメカニズムを解明する.
●目次
序 論 戦後「合理化」と鉄鋼業 (道又健治郎)
第 1章 研究の目的
第 2章 研究の課題
第 3章 戦後日本鉄鋼業の急展開とM製鉄所の労使関係
第 4章 調査の対象と方法
第 1部 大手製鉄所本工労働力の再編・陶冶 (藤沢健二)
第 1章 生産過程の「合理化」と労働力再編
第 2章 転炉・圧延工場における「合理化」と労働
第 3章 労務統轄機構の再編と「能力開発」
第 2部 大手製鉄所社外工労働力の再編・陶冶 (木村保茂)
第 1章 社外工制度の拡大・整備と社外企業の再編成
第 2章 社外工労働力の性格と社外工労働力編成
第 3章 労務統轄機構の「近代化」と社外工の「能力開発」の展開
第 3部 系列中小企業労働力の再編・陶冶 (町井輝久)
第 1章 大手独占体製鉄所と系列化
第 2章 「合理化」の展開と労働
第 3章 労務統轄機構の再編成と労資関係
第 4部 「高度成長」の破綻と鉄鋼労働問題 (道又健治郎)
第 1章 大手製鉄所の「合理化」の新展開と労働力再編
第 2章 能力主義管理の再編強化と「能力開発」
第 3章 社外工制度活用のメリットと社外工組合運動の弾圧
終 章 展望と課題
新日鉄M製鉄所の動き(年表)
●著者紹介
道又 健治郎
北海道大学教教授.労働問題・日本経済論