●目次
序 章 アジア国際分業と労働市場研究の課題
I アジア労働市場研究の諸潮流
II 新国際分業と労働力編成
III アジア労働市場研究の課題
第I章 中国の労働市場(1)—上海市の事例分析—
I 上海市の経済開発と労働者の戸籍問題
II 日系企業の労働市場
第II章 中国の労働市場(2)—浙江省の事例分析—
I 浙江省の経済開発と私営企業
II 私営企業の労働市場
第III章 マレーシアの労働市場—クアラルンプル首都圏の事例分析—
I 産業構造の転換と民族別労働力編成
II 日系企業の労働市場
第IV章 インドネシアの労働市場—ジャカルタ首都圏の事例分析—
I ブカシ県の産業構造と労働力編成
II 日系企業の進出とブカシ工業団地
III ブカシ県日系企業の労働市場
第V章 台湾の労働市場—台北首都圏の事例分析—
I 労働力人口の編成と産業構造
II 日系企業および地場中小企業の労働市場
III 新竹ハイテク工業団地の労働市場
第VI章 ベトナムの労働市場—ホーチミン都市圏の事例分析—
I ベトナムの開発工業化戦略とその到達点
II 労働力編成の動向
III 調査企業5社の事例分析
第VII章 シンガポールの労働市場—「成長の三角地帯]の事例分析—
I シンガポールのハブ都市化と労働行政
II 労働力編成の今日的特徴
III 在シンガポールの日系企業労働者
IV 「成長の三角地帯」の周辺部労働市場
終 章 開発最前線におけるアジア労働市場の国際比較
I 都市労働市場の重層的構造
II 分節的内部労働市場と労働力の序列化
III 労働力の供給源と流動性
IV 日本的経営・生産システムの限界