商品説明
S.ジャコービィ著/内田一秀・中本和秀・鈴木良始・平尾武久・森 杲訳
判型: A5 上製
頁数: 576
ISBN: 978-4-8329-6051-0
Cコード: C3034
発行日: 1999-07-10
●本書の特徴
大企業は現代の荘園である. そこでは会社という領主が従業員を領地に囲い込み,近代的な装いと内実をまとったさまざまな庇護を施す.かつてのウェルフェア・キャピタリズムが現代の「新しい」雇用慣行とノンユニオン・モデルに如何に連結したかを解明・理論化した問題作.
●目次
ウェルフェア・キャピタリズムの日米比較—日本語版読者への序文
第 1章 ウェルフェア・キャピタリズムの到来
第 2章 ウェルフェア・キャピタリズムの現代化
第 3章 過去を保つ—イーストマン・コダック
第 4章 やり方を変える—シアーズ・ローバック
第 5章 会社組合を鍛え直す—トムソン・プロダクツ
第 6章 荘園を越えて—政治と世論
第 7章 労使関係の冷戦—1950年代以降のウェルフェア・キャピタリズムと労働組合運動
何処へ
●著者紹介
ジャコービィ,S.
ニューヨーク市生まれ.
ペンシルヴェニア大学を卒業後,カリフォルニア大学バークリ校で経済学博士.
カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)アンダーソン経営大学院教授.
内田 一秀
札幌大学経営学部教授.アメリカ労使関係論専攻
中本 和秀
札幌大学経営学部教授.イギリス経営史専攻