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松井安信編著 判型: A5 並製 頁数: 418 ISBN: 978-4-8329-5221-8 Cコード: C3033 発行日: 1983-06-10 ●本書の特徴 ヒルファディング不朽の古典を体系的に解明した初の本格的コメンタール.全篇にわたり詳細な解説を加え, さらには 『帝国主義論』 以降の論争点を包括的に収録し,『金融資本論』 の持つ理論的位置とその今日的意義を明らかにする集団労作. ●目次 総 論 1 『金融資本論』にたいする諸見解 2 『金融資本論』の課題と方法 第 I篇 貨幣と信用 [第 1節 コメンタール] 1 貨幣の必然性(第1章) 2 流通過程における貨幣(第2章) 3 支払手段としての貨幣と信用貨幣(第3章) 4 産業資本の流通における貨幣と信用(第4章) 5 銀行と産業信用—流通信用 ・資本信用との関 連(第5章,第6章) [第 2節 論争点] 1 貨幣の必然性 2 「社会的流通価値」論 3 「流通信用」と「資本信用」—信用論の動態化 第 II篇 資本の動員.擬制資本 [第 1節 コメンタール] 1 株式会社(第7章) 2 証券取引所(第8章) 3 商品取引所(第9章) 4 銀行資本と銀行利得(第10章) [第 2節 論争点] 1 ヒルファディング株式会社論の特質 2 信用制度と株式会社 3 金融資本と株式会社 第 III篇 金融資本と自由競争の制限 [第 1節 コメンタール] 1 利潤率均等化の障害とその克服(第11章) 2 カルテルとトラスト(第12章) 3 資本主義的独占と商業(第13章) 4 資本主義的独占と銀行.資本の金融資本への転化(第14章) 5 資本主義的独占の価格決定.金融資本の歴史的傾向(第15章) [第 2節 論争点] 1 独占形成論 2 独占価格・独占利潤論 3 金融資本規定の再検討 4 金融資本論争—金融資本と現代資本主義 5 『金融資本論』と「組織された資本主義」論 第 IV篇 金融資本と恐慌 [第 1節 コメンタール] 1 恐慌の一般的諸条件(第16章) 2 恐慌の諸原因(第17章) 3 景気循環と信用(第18章,第19章→論争点3-??) 4 恐慌の形態変化.カルテルと恐慌(第20章→論争点4) [第 2節 論争点] 1 「崩壊論争」史上のヒルファディング恐慌論の位置 2 ヒルファディング恐慌論の諸評価 3 ヒルファディング恐慌論 4 カルテルと恐慌の「形態変化」 第 5篇 金融資本の経済政策 [第 1節 コメンタール] 1 貿易政策における転換(第21章) 2 資本の輸出と経済領域をめぐる論争(第22章) 3 金融資本と諸階級(第23章) 4 労働協約をめぐる論争(第24章) 5 プロレタリアートと帝国主義(第25章) [第 2節 論争点] 1 経済理論と政策の関連—第?篇の位置づけ 2 ヒルファディングの資本輸出論 3 帝国主義と諸階級 ●著者紹介 松井 安信 北海道大学経済学部教授
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