商品説明
内海庫一郎著
判型: A5 上製
頁数: 300
ISBN: 978-4-8329-5051-1
Cコード: C3033
発行日: 1975-07-25
●本書の特徴
「弁証法的唯物論の諸範疇,諸法則を,社会統計方法論の土台と構成とに導入すること」 を目標に,戦前の社会統計学の最高の到達点である蜷川統計学を批判的に継承し,いかに発展させるべきかについて基礎理論的考察を行なった力作.著者積年の研究を世に問う期待の著.
●目次
第 1章 統計学の学問的性質
第 1節 ソヴェート統計学論争
第 2節 オストロヴィチャノフ報告とわれわれの評価
第 2章 統計の対象について
第 1節 統計の対象と集団論
第 2節 統計対象の性格について
第 3章 統計の調査と加工の諸問題
序 統計調査について
第 1節 ジージェクの統計調査論
第 2節 認識論の一般的規定と統計調査法
第 3節 統計系列と弁証法の一法則—特に時系列についての蜷川氏の所説
第 4節 ランダム・サンプリングに関する疑問
第 5節 統計の批判的加工について—統計の「くみかえ」と「指標性」の検討
第 4章 法則と「統計的法則」
第 1節 序 論
第 2節 法則の客観性と主観性
第 3節 法則の決定論的性格と非決定論的性格
第 4節 認識過程と統計調査
●著者紹介
内海 庫一郎
北海道大学経済学部教授などを経て
武蔵大学教授
主要著書:
統計学 (有斐閣,1966)
社会科学のための統計学 (評論社,1969)