商品説明
長屋政勝・金子治平・上藤一郎編著
判型: A5 上製
頁数: 304
ISBN: 978-4-8329-2811-4
Cコード: C3033
発行日: 1999-06-25
●本書の特徴
近代社会における統計と統計理論の成立を,従来不足していた社会的歴史的契機と可能な限り有機的に関連づける視点から解明した統計史の社会史的研究.社会統計学グループの6年間にわたる共同研究の成果.
* 「統計と社会分析シリーズ」 の既刊書は 「出版物総目録」 でご案内しています:
●目次
第1章 17世紀後半オランダにおける人口統計と確率論の交錯—C. ホイヘンスの「チャンスの価格」とデ・ウィットの「終身年金の現在価額」について (吉田 忠)
第2章 ケトレーにおける「統計学」と「社会物理学」の構想 (佐藤 博)
第3章 イギリスにおける人口統計の展開—ヴィクトリア中期の人口センサスを中心に (金子治平)
第4章 マンチェスター統計協会とジェヴォンズの統計方法論 (成島辰巳)
第5章 ウィリアム・ファーのコレラ調査と統計的方法 (廣岡憲造)
第6章 国家・社会・統計—近代ドイツにおける社会統計の形成 (長屋政勝)
第7章 日本における生産統計の始源—「物産表」生誕事情 (藪内武司)
第8章 優生学とイギリス数理統計学—近代数理統計学成立史 (上藤一郎)
第9章 イギリスにおける任意抽出標本理論の形成—A. L. ポーレーの1912年レディング調査を中心に (木村和範)
●著者紹介
長屋 政勝
京都大学総合人間学部教授
金子 治平
神戸大学農学部助教授
上藤 一郎
鈴鹿国際大学国際学部助教授