商品説明
山本佐門著
判型: A5 上製
頁数: 398
ISBN: 978-4-8329-5151-8
Cコード: C3031
発行日: 1981-01-25
●本書の特徴
第二帝政末期からヴァイマル共和国解体に至るSPD指導層の政治路線を克明に追跡した労作.カウツキーを中心としたSPDの戦略・戦術論の変遷を客観的にとらえ,ドイツ社会民主主義の「負の伝統」と積極的可能性の双方に焦点をあて,その全面的で正確な像を提示する.
●目次
第 1章 エンゲルスのビスマルク帝国論
第 2章 1890年代のドイツ社会民主党指導層とカウツキー
第 3章 修正主義論争以後のドイツ社会民主党指導層とカウツキー
第 4章 ドイツ社会民主党における中央派路線の形成と変質
第 5章 第一次大戦下におけるドイツ社会民主党左派,K・リープクネヒト
第 6章 戦間期のカウツキー—その
ボリシェビズム・ファシズム観を中心に
第 7章 ヴァイマル共和国末期のドイツ社会民主党指導路線の基本的性格
第 8章 ヴァイマル共和国の崩壊と社会民主主義者の反省—J・レーバーの場合
●著者紹介
山本 佐門
北海学園大学法学部教授.法学博士.
主要著書:
国民国家の分裂と統合 (共著,北樹出版,1988)
地域からの政治学 (共著,窓社,1991)
民主主義の政治学 (北樹出版,1992)
ドイツ社会民主党日常活動史 (北海道大学図書刊行会,1995)