商品説明
山本佐門著
判型: A5 上製
頁数: 384
ISBN: 978-4-8329-5671-1
Cコード: C3031
発行日: 1995-04-25
●本書の特徴
1860年代から1990年代初めにかけてのドイツ社会民主党の歴史を,地域組織における日常活動の動態に焦点を当てることにより,従来とは異なる視角=地域や民衆次元から明らかにしようとする 「下からの」 SPD史研究.写真 ・風刺画など諸資料を多数収録.
●目次
序 章 ドイツ社会民主党論
第 1章 統計学の学問的性質
第 1節 ドイツ社会民主党地域組織の発展動向
第 2節 さまざまなドイツ社会民主党
第 2章 第一次大戦前ドイツ社会民主党の日常活動
第 1節 SPDの情宣活動
第 2節 学習活動の実態
第 3節 SPDの出版活動
第 4節 SPDの教育活動の意義と問題点
第 3章 ヴァイマル期ドイツ社会民主党の日常活動
第 1節 SPD日常活動の全国的概況
第 2節 ”下”から見た社会民主主義勢力の日常活動
第 3節 ヴァイマル期社会民主主義の基本的問題
第 4章 ナチス体制への抵抗とドイツ社会民主主義
第 1節 抵抗概念の豊富化
第 2節 ナチス支配への社会民主主義勢力の抵抗
第 3節 地域での社会民主主義の抵抗
第 4節 ナチス体制と社会的抵抗
第 5章 地域における戦後社会民主主義
第 1節 地域における社会民主主義の組織と活動
第 2節 『実態報告』に見るSPD主導政権末期の地域組織
第 6章 変化の中の社会民主主義
第 1節 ゴーデスベルク綱領からベルリン綱領へ
第 2節 90年代初頭におけるSPD党員・支持層の動向と組織改革
第 7章 「地域からのドイツ社会民主党史」のもたらしたもの
第 1節 ”下から”のドイツ社会民主党史研究の特色
第 2節 SPD基底組織からの「自分史」
●著者紹介
山本 佐門
北海学園大学法学部教授
主要著書:
ドイツ社会民主党とカウツキー (北海道大学図書刊行会,1981)
国民国家の分裂と統合 (共著,北樹出版,1969)
地域からの政治学 (共著,窓社,1991)
民主主義の政治学 (北樹出版,1992)