商品説明

熊本信夫著

判型： A5 上製
頁数： 628
ISBN： 978-4-8329-5012-2
Cコード： C3032
発行日： 1989-03-25

●本書の特徴
靖国法案・津地鎮祭問題の根本にある「信教の自由」原則確立の為には，良心の自由保障の憲法上の原理の歴史的位置づけを理解しなければならない．本書は我国憲法界における政教分離原則についての最も綿密・重厚な本格的研究であり，基本文献として高く評価されている．

●目次
第１部　 政教分離の研究と研究者
第 １章　 植民地時代から今日まで─その時代区分
第 ２章　 農業国家から産業国家への移行の時代（1860-1920）
第 ３章　 教会，政府，裁判所の時代（1920-1945）
第 ４章　 経済的，精神的自由保障の時代（1945-1969）

第２部　 政教分離原則の形成と発展
第 １章　 植民地時代
第 ２章　 修正第一条
第 ３章　 物質的援助の問題
第 ４章　 精神的援助の問題

第３部　 政教分離原則の確立と訴訟上の問題
第 １章　 原告適格とその根拠
第 ２章　 原告適格とその発展

補　論　 政教分離原則の深化と発展
第 １章　 深化と発展の時代
第 ２章　 精神的援助の問題
第 ３章　 物質的援助の問題

●著者紹介
熊本　信夫
1961年，北海道大学法学部卒業．
1968−70年，University of Michigan, Law School, フルブライト研究員．
1973年，法学博士（論文）．
1974年，University of Calif. (Berkeley), School of Law, LL.M.
Hebrew Univ. of Jerusalem (1981), Tulane Univ. (1982), Univ. of Geogia (1984), Univ. of Calif. (Berkeley) (1988) の客員教授などを歴任．
北海学園大学学長．
主要著書：
行政手続きの課題 （北海道大学図書刊行会，1975）
行政法（第１巻) （共著，有斐閣，1980）
Environmental Law and Policy in the Pacific Basin Area. （共編，東京大学出版会，1980）
Water Management and Environmental Protection in Asia and the Pacific （東京大学出版会，1982）
Environmental Protection and Coastal Zone Management in Asia and the Pcific. （東京大学出版会，1984）