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北海道大学出版会 blog
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保原喜志夫編著 判型: A5 上製 頁数: 396 ISBN: 978-4-8329-5941-5 Cコード: C3032 発行日: 1998-02-25 ●本書の特徴 1972年制定の「労働安全衛生法」の下,産業医問題は主に医学の視点から論じられてきた. しかし,近年の産業構造の変容と労働態様の変化は, 法律学の視点からも総合的な検討を迫られるに至っている. 本書は産業医の法律問題のほぼ全てを網羅したわが国初の著作である. ●目次 はしがき 第I部 産業医制度の検討 第1章 労働安全衛生法の制定と産業医………保原喜志夫 第2章 産業医制度の問題点………保原喜志夫 第1節 産業医のサービスを受けるべき労働者 第2節 産業医の専門性の確保 第3節 産業医の職務と勧告権 第4節 産業医の身分保障 第5節 健康診断とプライバシー 第II部 産業医活動の実際………庄司榮徳 第1節 工業化の進展と産業保健の構築 第2節 職業病の概要とラマッツィーニ 第3節 戦後50年,産業保健の確立と発展 第4節 産業医の職務と活動 第5節 これからの課題と法律問題 第III部 産業医をめぐる法律問題 第1章 産業医の法的地位………坂本宏志 第1節 専属産業医と嘱託産業医との区分 第2節 産業医の独立性・中立性 第3節 産業医の職務と健康診断 第4節 産業医の権限 第5節 労働者としての産業医 第2章 産業医の活動とプライバシー——労働安全衛生法の法的性質を踏まえて………渡辺 賢 第1節 労働安全衛生法の法的効力 第2節 産業医の活動とプライバシー 第IV部 諸外国の産業医制度 第1章 ドイツ………倉田 聡 第1節 産業保険法制における産業医の位置づけ 第2節 産業医の職務執行における独立性の確保 第3節 健康管理業務の実施と労働者のプライバシー保護 第4節 日本法への示唆 資料1 関連条文 資料2 産業医と使用者のモデル契約書 第2章 フランス………加藤智章・保原喜志夫 はじめに 第1節 労働安全衛生制度の枠組 第2節 労働医制度の枠組 第3節 労働医の職務と権限 おわりに 資料 インタビュー フランスにおける産業医の実情と問題点 第3章 アメリカ………品田充儀 はじめに 第1節 アメリカ労働安全衛生法と産業保健制度 第2節 産業保健・産業医の現状 第3節 産業医の職務をめぐる法的問題 おわりに 第4章 イギリス………片桐由喜 はじめに 第1節 イギリス労働安全衛生法制度 第2節 産業保健活動の実際 第3節 産業保健と家庭医 第4節 産業医の養成 おわりに 第V部 産業医制度の改善(座談会) 資料「産業医のあり方に関する検討会報告書」要旨 主要事項索引 ●著者紹介 保原 喜志夫 1935年生まれ 1964年 東京大学大学院法学研究科博士課程修了 1967年 北海道大学法学部助教授 1970年 北海道大学法学部教授、現在に至る。法学博士 1976〜78年 北海道大学法学部長 1995〜97年 北海道大学副学長 専攻 労働法、社会保障法 ■主要著書 『労災補償・安全衛生50講』〈共著〉有斐閣、1975年 『労働法再入門』〈共著〉有斐閣、1977年 『論点再考 労働法』〈共著〉有斐閣、1979年
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