商品説明
林田清明著
判型: A5 上製
頁数: 318
ISBN: 978-4-8329-5781-7
Cコード: C3032
発行日: 1996-07-25
●本書の特徴
法学の方法としての「法と経済学」は,今日では法学に対する思考の新たなパラダイムとして,広く了解されつつあるといえよう.本書は「法と経済学」について,その全体像と方法をめぐる論点を,提唱者のひとりであるポズナーの理論を中心に詳細に検討する.
●目次
はじめに
第I部 《法と経済学》とは何か
第1章 法律への経済学的アプローチ
第1節 法理論としての《法と経済学》
第2節 裁判所における《法と経済学》
第2章 《法と経済学》の分析と展望
第1節 法の経済モデル
第2節 《法と経済学》の批判と展望
第3章 《法と経済学》と正義
第1節 正義と法
第2節 《法と経済学》の規範的根拠
第II部 《法と経済学》の法律学
第4章 実践的推論としての法律学
第1節 わが国の法律学と3つのテーゼ
第2節 ポストモダン法学と実践的推論
第3節 法の認識論と存在論
第4節 実践的推論とプラグマティズム法学
第5節 プラグマティズム法学としての《法と経済学》
第5章 《法と経済学》の法解釈
第1節 立法の経済理論
第2節 公共選択論と法解釈
結 論
主要事項・人名索引
●著者紹介
林田 清明
北海道大学法学部教授
1988−90年,イェール大学ロー・スクール客員研究員