商品説明
高見勝利編
判型: A5 上製
頁数: 366
ISBN: 978-4-8329-2611-0
Cコード: C3332
発行日: 1999-02-10
●本書の特徴
人権論の歴史をふまえ,国籍取得権や子どもの人権,被疑者の権利,労働者の団結権など具体的な事例との関連で人権論のいっそうの深化を試みる.執筆者:中村睦男・高見勝利・中川明・奥田安弘・岡田信弘・白取祐司・能勢弘之・保原喜志夫・道幸哲也.
●目次
I 人権の観念と理論の歴史
人権観念の歴史的展開 (中村睦男)
民の義務から個の人権へ——憲法体制の転換と宮沢俊義の「人権」論 (高見勝利)
II 人権論の新局面
子どもの死をめぐる学校の説明責任 (中川 明)
国際人権法における国籍取得権 (奥田安弘)
第三世代の人権論——その提起するもの (岡田信弘)
III 刑事手続法の歴史と制度
フランス刑事手続における防御権概念の成立 (白取祐司)
憲法上の一罪 (能勢弘之)
IV 労働法制の新たな課題
職業性疾病認定の一断面——保母等の頸肩腕症候群について (保原喜志夫)
団結権保障システムの展開と課題 (道幸哲也)
●著者紹介
高見 勝利
北海道大学法学部教授.憲法