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北海道立北方民族博物館編 判型: A5 上製 頁数: 330 ISBN: 978-4-8329-6671-0 Cコード: C3039 発行日: 2006-06-25 ●本書の特徴 北半球の寒帯・亜寒帯気候の地域に暮らす北方諸民族は,厳しい生態的環境に適応し,それぞれの地域の特徴を活かしながら伝統的な文化を構築してきた。本書は,多様な文化的要素を含む北太平洋圏とその周辺地域を対象とし,個別の民族文化における環境適応の見事さや現代社会における文化変容の事例を紹介するとともに,それぞれの文化的関連性・共通性に対する理解を深めることを目的としている。 ●目次 序………岡田淳子 序 論 北方諸民族の生活と文化——北方民族文化シンポジウムと北方文化研究………谷本一之 北方民族博物館とシンポジウム 北方地域の文化変容 本書の構成 おわりに I 環北太平洋圏の自然と文化 1 北太平洋圏の生態系………ミルトン・フリーマン はじめに (1) 生物学的生産性 (2) 経済的に重要な脊椎動物 (3) 人類による海洋を起源とする食物の利用 (4) 人類の生態的適応 2 先史期における北太平洋沿岸地域の海獣狩猟………ウィリアム・ワークマン (1) 北太平洋沿岸諸族による海獣類の利用 (2) 海獣類捕獲の方法 (3) 銛と人類史 (4) 海獣狩猟の長所と短所 (5) 海獣狩猟の起源 (6) 先史海洋適応への理解 (7) 北太平洋沿岸における海獣類利用 (8) 海獣狩猟の発達 (9) 海獣類と人間の精神的な関係 3 極北地域における毛皮革の利用と技術………齋藤玲子 はじめに (1) 動物の種類・部位別の特徴と利用 (2) 皮加工技術とその分布に関する考察 (3) 皮加工における要点 (4) 考察と課題 II 北ユーラシア 第1章 北ユーラシア内陸部 1 シベリア諸民族の移動様式——伝統的な様式と近代の変容………イーゴリ・クループニック はじめに (1) 「連続体」モデル (2) ロシア人の干渉 (3) ソビエトの国家政策 (4) 現在の発展 2 タイガのトナカイ牧畜——ツァータンによる秋季の日周放牧活動………中田 篤 はじめに (1) モンゴルのトナカイ牧畜民ツァータン (2) 秋の1日のトナカイ管理スケジュール (3) 秋の放牧活動の特徴 (4) トナカイの統率行動 まとめ 3 北方ユーラシアのツンドラ地帯におけるトナカイ多頭飼育——ネネツとチュクチの比較 ………………佐々木史郎 はじめに (1) トナカイ飼育民の食料事情——ネネツとチュクチの比較 (2) トナカイ多頭飼育の成立過程 結 論 第2章 北ユーラシア東岸——沿海地方,北海道からカムチャツカ 1 話者による危機言語の記録とその活用——ウデヘ語絵本作りをとおして………津曲敏郎 はじめに (1) 言語の危機への取り組み (2) 話者自らが記すことの重要性 (3) ウデヘ語の絵本を作る (4) 音声資料を併せ残す意味 2 北方諸民族の声の彩——アイヌ音楽から考える………甲地利恵 はじめに (1) アイヌ音楽における様々な声 (2) コリヤーク,チュクチ,イヌイト (3) 研究の可能性 3 カムチャツカ半島コリヤークの伝統的生業——トナカイ遊牧の変遷………大島 稔 カムチャツカ先住民族の概況 / 生業活動の現況 / 分析の視点 / 定住化・国営化・集住化 / 定住化以前 / 国営化の問題 / 集住化の問題 / 遊牧方法の変化 / 機械化のもたらした生 活の変化 / 社会的側面の変化 / ペレストロイカ以後の変化 / まとめ 4 カムチャツカにおける漁業と先住民社会——日本人の果たした役割………渡部 裕 はじめに (1) カムチャツカにおける漁業の歴史 (2) カムチャツカ先住民における北洋漁業の記憶 (3) 先住民社会における日本 (4) 文化接触の意味するもの 資料紹介 コリヤークのガーディアンとチャーム………笹倉いる美 はじめに 北方民族博物館所蔵資料の検討 おわりに III 北アメリカ 第1章 北アメリカ西岸——アラスカからカナダ 1 ポート・モラー——気候条件と生態環境を克服した人びと………岡田宏明・岡田淳子 はじめに (1) 遺跡の編年と気候変化 (2) 食料資源 (3) 社会的信仰の発展と特色 2 サケをめぐる混——カナダ北西海岸先住民のサケ漁沌………岩崎まさみ はじめに (1) ブリティッシュ・コロンビア州におけるサケ漁 (2) 1970年代から1990年代の変化 (3) サケ漁をめぐる現在の問題 おわりに 3 「私たちの文化」の生まれるとき——アラスカ・チムシアンにおける文化の持続・再生・開発 ………………岡庭義行 はじめに (1) アラスカ・チムシアン (2) キリスト教への改宗 (3) アラスカへの移住 (4) メトラカトラの分裂 おわりに 第2章 カナダ北東部 1 物語のタペストリー——地図とナヴィゲーションにみるイヌイトの環境観………大村敬一 はじめに (1) イヌイトの地図——再演された旅の物語 (2) 地名のネットワークと絶対方位——ナヴィゲーションの基礎知識 (3) 物語のタペストリー——イヌイトの環境観 (4) メトラカトラの分裂 (5) ダンカン・ソサエティ・モデル 2 イヌイトの食物分配に関する覚書——カナダ国ケベック州アクリヴィク村の事例を中心に ………………岸上伸啓 はじめに (1) アクリヴィク村における現代の食物分配 (2) 食物分配の社会・経済・文化的な重要性 結 論 3 定住と生業——ネツリック・イヌイトの伝統的生業活動と食生活に見る継承と変化 ………………スチュアート ヘンリ はじめに (1) ペリーベイのネツリック・イヌイトの伝統的生業 (2) 1960年代以降の生業と食生活 (3) 考 察 まとめ 資料紹介 明治大学政治経済学部寄託アラスカ収集の銛頭類………角 達之助 はじめに 調査に至る経緯——民族学班 資料紹介 おわりに 初出一覧 執筆者紹介 ●著者紹介 北海道立北方民族博物館 北方諸地域に生活する先住民の文化と歴史を研究し、その成果を広く一般に普及することを目的として平成3(1991)年2月10日に開館。国内では唯一、世界的にも数少ない北方地域を専門とする博物館である。
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