商品説明
煎本 孝編著
判型: A5 上製
頁数: 580
ISBN: 978-4-8329-6241-5
Cコード: C3039
発行日: 2002-02-25
●本書の特徴
日本・ロシア・中国・モンゴルを含む東北アジア諸民族の狩猟や遊牧を中心とした伝統文化は,政治的・経済的な制約のもとにさまざまな変化を受けてきた. 本書は,東北アジア諸民族の文化の動態を言語と文化の両面から明らかにする.
●目次
序 章 東北アジアの自然,文化,言語 (煎本 孝)
第 1章 ソビエト民族学によるシベリア・極東研究概観 (佐々木史郎)
第 2章 ウデヘの精神文化断章 (津曲敏郎)
第 3章 ターズの言語と文化 (風間伸次郎・V. V. Podmaskin)
第 4章 エヴェンキ人の名前からみた文化の変遷 (D. O. Chaoke)
第 5章 満洲族のシャマニズム文化の変遷について (Wang Lizhen)
第 6章 満洲国時代における観光資源,展示対象としてのオロチョン (佐々木亨)
第 7章 観光活動による少数民族の文化の保存と伝承 (Lorena Stendardi)
第 8章 語りにみるコリャーク語の変容 (呉人 恵)
第 9章 シベリア北東部におけるチュクチの文化変容 (池谷和信)
第10章 サハにおける文化復興とシャマニズム・儀礼の復興 (山田孝子)
第11章 モンゴル・シャマニズムの文化人類学的分析 (煎本 孝)
第12章 内モンゴルにおけるチャハル人の生計活動の変化 (Alta)
第13章 中国・ショ人の生業戦略にみる伝統と現代 (菅 豊)
第14章 北東アジア沿岸地域の諸民族における社会構造の比較研究試論 (岸上伸啓)
終 章 東北アジア諸民族の文化動態 (煎本 孝)
●著者紹介
煎本 孝
北海道大学大学院文学研究科教授.国立民族学博物館併任教授