●著者紹介
守川 知子
1972年生まれ
北海道大学大学院文学研究科 准教授,博士(文学)
単著に『シーア派聖地参詣の研究』(京都大学学術出版会,2007年),共著および論文に「地中海を旅した二人の改宗者─イラン人カトリック信徒とアルメニア人シーア派ムスリム」(長谷部史彦編『地中海世界の旅人─移動と記述の中近世史』慶應義塾大学言語文化研究所,2014年),「サファヴィー朝の対シャム使節とインド洋─『スレイマーンの船』の世界」(『史朋』46号,2013年)などがある。
真下 裕之
1969年生まれ
神戸大学大学院人文学研究科 准教授,修士(文学)
論文に「16世紀前半のグジャラートとポルトガル─港市ディーウをめぐる諸関係」(『東洋史研究』53巻4号,1995年),「インド・イスラーム社会の歴史書における「インド史」について」(『神戸大学文学部紀要』38号,2011年),「17世紀初頭デカン地方のペルシア語史書Taḏkirat al−Mulūkについて」(近藤信彰編『近世イスラーム国家史研究の現在』東京外国語大学,2015年)などがある。
木村 暁
1975年生まれ
筑波大学人文社会系特任研究員,修士(文学)
共著および論文に「中央アジアとイラン─史料に見る地域認識」(宇山智彦編『地域認識論─多民族空間の構造と表象』講談社,2008年),“Sunni−Shi‘i Relations in the Russian Protectorate of Bukhara, as Perceived by the Local ‘Ulama”(Uyama Tomohiko ed., Asiatic Russia: Imperial Power in Regional and International Contexts, London: Routledge, 2011),「ウズベキスタン伝存の西徳二郎書簡をめぐって」(『アジア・アフリカ言語文化研究』88号,2014年)などがある。
今松 泰
1963年生まれ
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 客員准教授,博士(学術)
共著に「ガザーと聖者,その記述と観念─エヴリヤ・チェレビーの『旅行記』から」(赤堀雅幸・東長靖・堀川徹編『イスラームの神秘主義と聖者信仰』東京大学出版会,2005年),『イスラーム神秘思想の輝き』(山川出版社,2016年)などがある。
間野 英二
1939年生まれ
龍谷大学客員教授,京都大学名誉教授,日本学士院会員,文学博士
単著に『中央アジアの歴史 草原とオアシスの世界』(講談社現代新書,1977年),『バーブル・ナーマの研究』(全4巻,松香堂,1995,1996,1998,2001年),『バーブル ムガル帝国の創設者』(山川出版社,2013年),訳書にバーブル著『バーブル・ナーマ ムガル帝国創設者の回想録』(全3巻,平凡社東洋文庫,2014,2015年)などがある。
三木 聰
1951年生まれ
北海道大学大学院文学研究科 特任教授,博士(文学)
単著に『明清福建農村社会の研究』(北海道大学図書刊行会,2002年),『伝統中国と福建社会』(汲古書院,2015年)などがある。
長島 弘
1944年生まれ
長崎県立大学名誉教授,修士(文学)
論文に「ムガル帝国下のバニヤ商人─スーラト市の場合」(『東洋史研究』40巻4号,1982年),「17世紀におけるムスリム商人の日本来航について」(『東西海上交流史研究』1号,中近東文化センター,1989年),「ムガル帝国スーラト港市のシャーバンダル」(『東西海上交流史研究』3号,1994年)などがある。
重松 伸司
1942年生まれ
追手門学院大学名誉教授,博士(文学)
単著に『国際移動の歴史社会学─近代タミル移民研究』(名古屋大学出版会,1999年),『マドラス物語─海道のインド文化誌』(中公新書,1993年),訳書にJ. A. デュボア著,H. K. ビーチャム編『カーストの民─ヒンドゥーの習俗と儀礼』(平凡社東洋文庫,1988年)などがある。
島田 竜登
1972年生まれ
東京大学大学院人文社会系研究科 准教授,Ph. D.
単著にThe Intra−Asian Trade in Japanese Copper by the Dutch East India Company during the Eighteenth Century (Leiden and Boston: Brill Academic Publishers, 2006),共編著に『アジア経済史研究入門』(名古屋大学出版会,2015年)などがある。