●著者紹介
ブレット・ウォーカー
1967年米国モンタナ州ボーズマン市生まれ。1997年オレゴン大学大学院で博士号(歴史学)を取得後,イェール大学歴史学科助教授となり,現在はモンタナ州立大学準教授・歴史学科長。専攻分野は近世日本史であるが,これまでは主として近世のアイヌ民族史や日本環境史などを研究している。著書には本書のほか, The Lost Wolves of Japan〔絶滅した日本のオオカミ〕(カリフォルニア大学出版部, 2005年), JAPANimals: History and Cultures in Japan’s Animal Life〔日本の動物をめぐる歴史と文化〕(ミシガン大学日本研究センター, 2005年)などがある。
秋月 俊幸
1931年長崎県生まれ。東京教育大学文学部卒業。北海道大学附属図書館を退職後,北海道大学法学部講師を経て,現在,日露関係史や日本北辺地図学史の研究に従事。著書に『日露関係とサハリン島』(筑摩書房,1994年),『日本北辺の探検と地図の歴史』(北海道大学図書刊行会,1999年), 編書に『日本北辺関係旧記目録』(同前,1990年),『明治大正期の北海道—写真と目録』(同前,1992年),『北方史史料集成 第五巻』(北海道出版企画センター,1994年), 訳書にS.ズナメンスキー『ロシア人の日本発見』(北海道大学図書刊行会,1979年),N.V.ブッセ『サハリン島占領日記・1853−54』(平凡社「東洋文庫」,2003年)などがある。