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北海道大学出版会 blog
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加藤和秀著 判型: A5 上製 頁数: 352 ISBN: 978-4-8329-6031-2 Cコード: C3022 発行日: 1999-02-28 ●本書の特徴 従来ほとんど利用されなかったペルシャ語史書と旧ソ連邦に保存されてきたワクフ文書等の社会経済文書史料の全面的な利用に基づき,チャガタイ・カン国の成立と中央集権化,中央アジア農耕定住社会の変貌,そしてティームール朝の形成とそれに続く帝国への発展の過程を解明する. ●目次 序 中央アジア史研究の立場と方法 第1章 チャガタイ・カン国の成立 1 プロローグ モンゴルの「西征」と中央アジア 2 モンゴルとイスラーム 3 チャガタイ・カン国の成立 4 ケベクとヤサウル——チャガタイ・カン国支配体制の確立 第2章 モンゴル支配下の中央アジア定住社会——ワクフ文書の分析を通して 1 中央アジアのワクフとワクフ文書研究 2 14世紀ブハラのワクフ文書 3 14世紀前半ブハラ農村社会に関する一考察——kadivar 農民と muzari' 農民について 4 モンゴル支配下の中央アジア定住社会——ワクフ文書の分析を中心に 第3章 ティームール朝政権の成立 1 概 説 ティームール政権の形成 2 アミール・ティームールとヴィラーヤト・イ・キシュ 3 アミール・ティームールとシャフル・イ・キシュ 第4章 ティームールのインド遠征 1 ギヤース・ウッディーン・アリー・ヤズディーの『インド遠征日誌』について 2 ティームールのインド遠征 付 書評 キショリ・サラン・ラール著『サルタナトの黄昏』 第5章 ティームール帝国への道のり 1 ティームールとアフガニスタン 2 ティームール対オスマーン・トルコ政策——バーヤズィード一世宛一書簡をめぐって 3 エピローグ ティームール帝国の興亡 あとがき ●著者紹介 加藤 和秀 1941年 北海道小樽市に生まれる 1965年 北海道大学文学部史学科東洋史専攻卒業 1967年 同大学院文学研究科修士課程修了 1970年 同大学院文学研究科博士課程単位取得中退 同年 東海大学文学部文明学科専任講師 1970、72、74年 北海道大学イラン中世史跡学術調査隊員 1975年 東海大学文学部文明学科助教授 1976−77年 在テヘラン、学術振興会西アジア地域研究センター駐在研究員 1984年 国内外研究派遣計画(c)、ロンドン大学・ソ連邦ウズベク共和国在外研究 1985年 東海大学文学部文明学科教授 1989年 京都大学文学部講師(集中講義) 1989年 東海大学大学院文学研究科講義担当 1993−97年 東京外国語大学非常勤講師 1994年− 日本イスラム協会評議員 1995年 研究休暇(後期)トルコ・ドイツなど 1996年− 北海道大学文学部講師(集中講義) ■主著 「アーテシュカデ」他、イラン史関係222項目『ブリタニカ国際大百科事典』TBSブリタニカ、1972年 『イスラムの戦争』(共著)講談社、1985年 『アジアの歴史』(共著)南雲堂、1992年 バーナード・ルイス著『暗殺教団:イスラームの過激派』(訳)新泉社、1973年
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