商品説明
鈴江英一著
判型: A5 上製
頁数: 518
ISBN: 978-4-8329-5231-7
Cコード: C3021
発行日: 1985-03-25
●本書の特徴
北海道史研究において未開拓の分野であった地方自治制度の成立を,膨大な史料に基づいて究明.“近世”と“近代”の連続性や日本全体の地方自治制度との関連を一貫して追及した,今後の研究には不可欠の基本文献であり,また本書自体が北海道史研究の史料集としての役割をも果している.
●目次
序 論 北海道における町村制度史研究の課題
第1編 近世和人地の村の成立と町方支配
第 1章 和人地の村の成立
第 2章 海産干場の割渡と村落支配
第 3章 松前城下,町年寄の職掌と機能
第2編 近代町村制度の創出過程
第 1章 場所請負制度の廃止と町村制度の創出
第 2章 伍組および伍長の発生と展開
第 3章 亀田郡銭亀沢村を中心とした旧和人地の村の態様と機能
第 4章 草創期札幌の支配と社会
第 5章 北海道における大小区制の展開
第3編 北海道区制,一・二級町村制の成立
第 1章 戸長役場制度化の町村行財政
第 2章 『新撰北海道史』における町村制度に関する記述の批判
第 3章 北海道区制,一・二級町村制の制定過程
終 論 総括と課題
●著者紹介
鈴江 英一
国文学研究資料館史料館教授.
主要著書:
北海道の研究(第3巻) (分担執筆,清文堂,1983)
開拓使文書を読む (雄山閣出版,1989)
町村制の発足 (名著出版,1999)
日本近世史料学研究—史料空間への旅立ち (分担執筆,北海道大学図書刊行会,2000)