商品説明
中村健之介編訳
判型: 四六 上製
頁数: 424
ISBN: 978-4-8329-3101-5
Cコード: C1098
発行日: 1986-02-25
●本書の特徴
膨大な書簡群から厳選し,彼の生涯のエポックごとに巧みに構成された,手紙による“ドストエフスキー自伝”.芸術と日常生活とが一体となった,ドストエフスキーという極めて興味深い人間についての生々しいドキュメントが周到な解説と註を加えて,紹介される.
●目次
I ペテルブルグの学生時代(1837?45)
II 文壇登場からシベリア流刑まで(1845?49)
III 出獄,結婚,作家の復活(1854?59)
IV 恋と賭博,そして妻と兄の死(1860?66)
V 再婚,外国漂泊,賭博(1867?71)
VI 稔りの十年(1871?81)
解説 手紙に見るドストエフスキーの想像力(中村健之介)
●著者紹介
中村 健之介
北海道大学言語文化部教授,東京大学教養学部(比較文学)教授を経て,
大妻女子大学教授.
○主要著書:
ドストエフスキー・作家の誕生 (みすず書房,1984)
ドストエフスキー・生と死の感覚 (岩波書店,1984)
ドストエフスキーと女性たち (講談社,1984)
ドストエフスキー人物事典 (朝日新聞社,1990)
宣教師ニコライの日記 [ロシア語原文] (共編,北海道大学図書刊行会,1994)
宣教師ニコライと明治日本 (岩波書店,1996)
○主要訳書:
コマローヴィチ 「ドストエフスキーの青春」 (みすず書房,1978)
ニコライ 「ニコライの見た幕末日本」 (講談社,1979)
ベリチコフ 「ドストエフスキー裁判」 (北海道大学図書刊行会,1993)
宣教師ニコライの日記抄 [日本語] (共編訳,北海道大学図書刊行会,2000)
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