商品説明
宋明の思想詩
松川健二 著
定価:1,870円(本体価格1,700円+税)
判型:四六 上製
頁数:202
ISBN:978-4-8329-3071-1
Cコード:C3098
発行日:1982-06-10
●本書の特徴
“私はここ数年,道学者とは限らず,宋明の人士一般の思想詩の解釈に興味を抱いてきた.ある詩句の解を深く追うことと,その作者の思想を尋ねることと,いずれが目的いずれが手段であってもよい,意味のあることに思えた”—はしがきより.
宋明時代の選ばれた9つの詩句を解読する.
●目次
はしがき
1 斉物到頭争:邵雍観物説成立の一背景
2 造物乃其徒:一つの周敦頤資料
3 不信人間有古今:朱熹と二陸
4 古人盗天地:重農と比喩の劉基
5 点也雖狂得我情:王守仁心学と詠帰の風
6 太虚造化始:王廷相 ― 張載との間
7 問学多奇字:李贄と焦䇊
8 万物備於我:呂坤 ― 程顥から承けたもの
9 余有南華内七篇:王夫之と『荘子』
人名索引
●著者紹介
松川 健二(まつかわ けんじ)
1932年 函館市に生まれる
1954年 北海道大学文学部中国哲学科卒業
現在 北海道大学文学部助教授
主要論文:「方孝孺試論」「劉基『郁離子』の研究」
(本書刊行時の情報です)