●著者紹介
ブレット・ウォーカー
1967年米国モンタナ州ボーズマン市生まれ。1997年オレゴン大学大学院で博士号(歴史学)を取得。イェール大学歴史学科助教授を経て現在はモンタナ州立大学歴史・哲学科教授。1995〜96年と2000年の2度にわたり北海道大学に留学。専攻分野は近世日本史で,主として近世アイヌ民族史や日本環境史などを研究している。著書には本書のほか,The Conquest of Ainu Lands: Ecology and Culture in Japanese Expansion, 1590−1800, University of California Press, 2001(秋月俊幸訳『蝦夷地の征服——日本の領土拡張にみる生態学と文化』北海道大学出版会,2007 年),Gregory M. Pflugfelder & Brett L. Walker, ed., JAPANimals: History and Culture in Japan's Animal Life,The University of Michigan, 2005,Toxic Archipelago: A History of Industrial Disease of Japan, University of Washington Press,2009などがある。
浜 健二
1937年和歌山県生まれ。京都大学農学部卒業。旭化成工業を定年退職後,Conservation International,Wolf Network Japanに所属し各地を旅行するかたわら,自然保護関係の運動に関わる。論文として,「巴日図周辺のオオカミ」『フォレストコール』No.8, Ap‐ril 2001,「氷河期末のできごと——イヌの起源」「柴犬」No.98−100,2008年など。また季刊雑誌International Wolfを2006年より各号翻訳し,抄訳をインターネットで配信。栃木県那須町在住。