商品説明
緑の文化史 ー 自然と人間のかかわりを考える
俵 浩三 著
定価:1,760円(本体価格1,600円+税)
判型:四六 並製
頁数:238
ISBN:978-4-8329-3151-0
Cコード:C1025
発行日:1991-07-10
●本書の特徴
人は自然なしには生きられない! 緑の環境と人類のかかわりの歴史のなかから,いくつかのテーマを取り上げ,人間にとって自然のもっている意味を考える素材を提供するとともに,緑をめぐる現状への「温故知新」を呼びかける.
●目次
はじめに
第1章 ペリーの黒船と植物ウオッチング:北海道開拓を成功に導いたもの
ペリーの黒船が函館へ
動植物の採集
グレイによる植物鑑定
北海道開拓の開始
モクレンに注目
開拓地の選定と植物
第2章 異国の緑へのあこがれ:世界史の主役・脇役を演じた植物
北の緑と南の緑
オレンジとイチョウ
単純なヨーロッパの自然
コロンブスの贈り物
ジャガイモとサツマイモ
茶とコーヒー
博物学的探検
異国の緑を求める日本
第3章 古都の繁栄と森林の消長:見えない歴史に環境変化を読む
今昔物語のキノコ
ヒラタケが好物だった平安時代
広葉樹林からアカマツ林へ
東大寺の柱
世界最大の建築物とその木材供給地
より遠くから大材を求める
伐られる木と守られる木
第4章 日本海北部沿岸の砂防林:海岸林の消長と再生
砂原にして草木さらになし
森林が失われ"砂漠"に
環境悪化の実態と植林の必要性
先人による植林への努力
歴史はくり返す?
樹林のもたらす恵み
第5章 都市公園事始め:日本のハイドパーク型とセントラルパーク型
ハイドパーク:公園のパークと駐車場のパーク
計画的に造られたセントラルパーク
日本の公園の夜明け
明治の公園
住民参加でできたユニークな函館公園
日本のセントラルパーク・日比谷公園
日本のハイドパーク型とセントラルパーク型
第6章 国立公園の成立と将来:保護と利用の原点をさぐる
自然の保護と利用の源流
自然公園成立の動機
国立公園の保護と利用をめぐる論争
利用優先への傾斜
「地域制」の国立公園
国際的にみた国立公園1
これからの日本の国立公園
第7章 緑の環境と人間のかかわりを考える
本書の内容のまとめ
自然保護の体系的な考え方
足元の自然から地球の環境まで
引用・参考文献
●著者紹介
俵 浩三(たわら ひろみ)
1930年 東京に生まれる
1953年 千葉大学園芸学部卒業
厚生省国立公園部,北海道生活環境部などを経て
現在 専修大学北海道短期大学教授 学術博士(北海道大学)
著書:
『北海道の自然保護:その歴史と思想』北海道大学図書刊行会〈田村賞受賞〉
『緑の計画:都市公園と自然公園』〈共著〉地球社
『北海道の植生』〈共著〉北海道大学図書刊行会 他
論文:
「北海道における公園と自然保護の発達に関する研究」(日本造園学会賞受賞)
(本書刊行時の情報です)