商品説明

福田正己･小疇　尚･野上道男編

判型： A5 並製
頁数： 286
ISBN： 978-4-8329-9161-3
Cコード： C3044
発行日： 1984-11-25

●本書の特徴
寒冷地域とは，自然環境のうえでどんな特徴がみられるのだろうか．両極地域や高山帯に代表されるこの地域の特質を自然地理学を中心とする様々な学問分野から多角的に追究する．1982年札幌で開催された日本地理学会秋季学術大会シンポジウムに基づく学際的研究の成果．

●目次
第 １章　 グローバルスケールでみた寒冷地域（吉野正敏）
第 ２章　 寒冷地域の森林の気候的特性（酒井　昭）
第 ３章 　極地域の海水と氷河（楠　宏）
第 ４章 　南極における地形形成作用と氷河（吉田営夫）
第 ５章　 南極昭和基地周辺の海底地形と氷床の拡大・縮小（小元久仁夫）
第 ６章 　永久凍土の分布と特徴（木下誠一）
第 ７章　 化石周氷河現象と古環境（平川一臣）
第 ８章　 高山の群落生態（伊藤浩司）
第 ９章　 日本の高山帯の自然地理的特性（小泉武栄）
第10章　 寒冷地域の気候変化（坂口　豊）
第11章　 寒冷地域の気候変化と先史人類（岡田宏明）
第12章 　最終氷期以降の北海道沿岸地域の環境変遷（遠藤邦彦）

●著者紹介
福田　正己
北海道大学低温科学研究所
小疇　尚
明治大学文学部地理学教室
野上　道男
東京都立大学理学部地理学教室