商品説明
荒川 泓著
判型: B6 並製
頁数: 264
ISBN: 978-4-8329-7021-0
Cコード: C1040
発行日: 1973-02-25
●本書の特徴
近代科学・技術の成立と発展を,その社会経済史的背景からとらえなおし,科学史−技術史−経済史の相互連関を追究・解明する意欲作.著者の問題設定とその展開は新たな視点に立つ科学・技術史として,従来の研究を大きく前進させる重要な契機となろう.
●目次
第 1章 イギリス産業革命と科学・技術の進歩(18世紀より19世紀前半まで)
第 2章 フランスにおける産業の発展と科学・技術の進歩(18世紀より19世紀前半まで)
第 3章 ドイツにおける産業・科学・技術の発展
第 4章 近代化学の成立(近代化学の古典的基礎の確立)
第 5章 熱力学の形成
第 6章 電磁気学の形成
第 7章 製鋼技術の変革と製鉄業の発展(19世紀後半における展開)
第 8章 化学工業の展開(19世紀後半におけるドイツ化学工業の台頭)
第 9章 新しい動力としての電気エネルギーの利用(19世紀後半における電気技術の発展)
補 章 「科学=技術革命」論批判と技術の概念規定について
●著者紹介
荒川 泓
1926年生まれ.
1952年,東京大学理学部化学科卒業.
静岡大学工学部を経て,
北海道大学応用電気研究所教授.
1990年定年退職.
主要著書:
現代科学の形成と論理 (共著,大月書店,1979)
水・水溶液系の構造と物性 (北海道大学図書刊行会,1989)
日本の技術発展再考 (海鳴社,1991)
エネルギー・3つの鍵—経済・技術・環境と2030年への展望 (北海道大学図書刊行会,1996)