商品説明
インターネットをつくる ー 柔らかな技術の社会史
ジャネット・アバテ 著/大森義行・吉田晴代 訳
定価:3,080円(本体価格2,800円+税)
判型:A5 並製
頁数:344
ISBN:978-4-8329-9991-6
Cコード:C3055
発行日:2002-07-31
●本書の特徴
インターネットが、1960年代の軍の試験的なネットワークから、90年代前半にワールドワイドウェッブによって地球規模のシステムへと変貌していく過程を、単なる技術史ではなく、技術の社会的形成、利用者の果たす役割などに注目し詳述。インターネットの歴史を知り、将来を考える際の必読書。
●目次
日本語版への序文
謝辞
序章
1 白熱と冷戦:パケット交換の起源と意義
ストレンジラブ博士のネットワーク:冷戦に始まる米国のパケット交換
白熱するパケット交換技術の確立:英国におけるネットワークとナショナリズム
すべてを1つにまとめあげる:パケット交換とアーパネット
パケット交換の社会的構成
2 アーパネットの建設:挑戦と戦略
最初の挑戦
システム建設の戦略
技術上の複雑さの管理
社会的関係を管理する
システムを立ち上げる
3 「一番無視されてきた要素」:利用者がアーパネットを変えた
「断じて完全でも完璧でもない」:初期の利用者の経験したアーパネット
システムの改良:用者の直接行動主義
アーパネットの目的再考:資源共有の成功と失敗
「大ヒット」の発見:電子メール
改造されたアーパネット
4 アーパネットからインターネットへ
パケット交換の新機軸
インターネット計画
軍とインターネットの関係
インターネット時代の先駆け
5 インターネット、国際標準の舞台にのぼる
標準をつくる人々:複雑に絡み合う利害
勧告 X.25
開放型システム間相互接続(OSI)
結論
6 インターネットを普及させる
増加する民間の参加者
周辺部における成長
名前の中に潜むもの
全米科学財団がインターネットを先導する
民営化
ほかのネットワークとの統合へ
管理上の問題点
世界に拡大するインターネット
ワールドワイドウェッブへ
変幻自在な技術の遺産
訳者あとがき
参考文献
索引
●著者紹介
ジャネット・アバテ(Janet Abbate)
1994年 ペンシルベニア大学より博士号授与
現在:メリーランド大学歴史学部客員教授兼研究員
専門:コンピュータ史
大森 義行(おおもり よしゆき)
1986年 北海道大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了
現在:札幌大学経営学部産業情報学科助教授 工学博士
専門:コンピュータネットワークの活用法
吉田 晴代(よしだ はるよ) ※「よし」は上が土のつちよし
1999年 北海道大学大学院理学研究科博士課程修了
現在:札幌大学非常勤講師 博士(理学)
専門:科学技術史
(本書刊行時の情報です)