商品説明
朝比奈英三著
判型: 四六 並製
頁数: 198
ISBN: 978-4-8329-7402-9
Cコード: C1045
発行日: 1991-03-10
●本書の特徴
さまざまな虫たちの耐寒戦略とそのメカニズムをやさしく解説した,日本初の低温生物学入門.単なるガイドにとどまらず,最新の研究成果の解説まで論をすすめ,さらに 「日本産昆虫の耐寒性」 表をも収録,研究者 ・農業技術者等,関連諸分野の専門家にも十分役立つよう配慮した.
●目次
第 1章 昆虫の耐寒性の研究を始めたころ
第 2章 イラガを材料として
第 3章 虫の体の凍結
第 4章 体の中のどこが凍るのか—組織・細胞の凍結
第 5章 昆虫の凍死
第 6章 いつごろ寒さに強くなるのか—耐寒性の季節的変動
第 7章 休眠と耐寒性
第 8章 休眠と耐寒性
第 9章 イラガ前蛹のグリセリン
第10章 なぜグリセリンができるか—いろいろな昆虫のグリセリン蓄積
第11章 耐寒性とグリセリン・糖などのかかわり
第12章 超低温でも生存できる昆虫
第13章 エゾシロチョウ幼虫を材料として
第14章 凍りにくい卵
第15章 成虫で越冬しているチョウやハチ
第16章 真冬だけに活動する昆虫
第17章 高山の昆虫
第18章 昆虫の越冬と自然環境
第19章 畑の害虫の耐寒戦略
第20章 昆虫の耐寒性のメカニズム—最近の研究
●著者紹介
朝比奈 英三
北海道大学名誉教授.元北海道大学低温科学研究所長.
主要著書:
エゾシロチョウ (北海道大学図書刊行会,1986)