商品説明
宮原将平・岩崎允胤著
判型: 四六 並製
頁数: 246
ISBN: 978-4-8329-7081-6
Cコード: C1040
発行日: 1984-03-25
●本書の特徴
長年,共同研究を積み重ねてきた著者が,「科学」をめぐっての様々な問いかけが相つぐ現状をどう受けとめ,どう立ち向かっていくか,科学的認識の形成と発展,それを踏まえての科学者の社会的責任について率直に論じ合う.1983年急逝した宮原教授の肉声をしのばせる対談の記録.
●目次
第 1部 自然認識の形成と発展
1 科学的認識と実践
2 科学的認識の発展—弁証法の問題を中心に
3 科学の分化と総合
第 2部 自然科学と人間理性
1 科学者としての責任
2 人間としての責任
付 物理学者と平和問題—科学者の社会的責任
●著者紹介
宮原 将平
元北海道大学理学部教授.
日本学術会議会員・日本物理学会会長を歴任.
1983年,死去.
主要著書:
現代物理学 (青木書店,1957)
現代自然科学と唯物弁証法 (共著,大月書店,1972)
現代自然科学ノート (北海道大学図書刊行会,1973)
科学的認識の理論 (共著,大月書店,1976)
物理学者の眼 (北海道大学図書刊行会,1978)
科学との対話 (白石書店,1983)
岩崎 允胤
一橋大学社会学部教授.
主要著書:
現代社会科学方法論の批判 (未来社,1965)
弁証法と現代社会科学 (未来社,1968)
日本マルクス主義哲学史序説 (未来社,1971)