商品説明
道東の自然史研究会編
判型: B6 並製
頁数: 284
ISBN: 978-4-8329-1161-1
Cコード: C1344
発行日: 1999-11-25
●本書の特徴
北海道東部地域は北海道の種々の地質現象のほとんどすべてが凝縮しています.新しい時代では阿寒・屈斜路・摩周・知床の火山群から火山のさまざまな活動形態を学び, 海跡湖や潟などから海岸平野に生まれた湖の一生を探ることもできます. 本書で「自然を歩くシリーズ」は完結.
●目次
第 1章 太平洋沿岸西部
1 浦幌町厚内—常室 (新第三紀層の層相観察)
2 白糠—阿寒 (新第三紀—第四紀層の堆積環境)
3 釧路炭田 (石炭のふるさと雄別地区の古第三紀層)
4 標茶—鶴居 (釧路北部台地の古環境の変遷)
5 釧路海岸 (浦幌層群の層序と堆積システム)
第 2章 太平洋沿岸東部
1 昆布森—厚岸海岸 (海岸の地すべり地形)
2 浜中海岸 (古千島海溝に面した陸と海)
3 花咲岬 (天然記念物「車石」と枕状溶岩)
4 根室半島 (海底火山の立体観察)
第 3章 根釧台地
1 釧路—風連 (根釧台地の古環境)
2 根室—標津 (第四紀層と最近の地殻変動)
第 4章 知床半島
1 空からの展望 (残された原地形)
2 海からの展望 (日本最後の秘境に近づく)
3 知床硫黄山 (半島の火山と温泉)
4 斜里—知床岬—羅臼 (半島横断の見学ポイント)
5 網走—斜里 (屈斜路火砕流と広域テフラ)
第 5章 火山と湖
1 阿寒—屈斜路—摩周 (第四紀の火山活動と三大カルデラ)
第 6章 オホーツク海沿岸・白糠丘陵
1 サロマ湖—網走 (海成段丘とテフラ)
2 網走—能取湖—ポンモイ岬 (海底火山と海の堆積物)
3 北見—佐呂間 (白亜紀末—古第三紀の海山付加体)
4 津別—陸別 (網走川上流部の第三紀層)
5 足寄—茂螺湾 (ベヘモトプスのふるさと)
6 本別東部 (網走構造線と先第三紀層)
第 7章 道東の自然
1 道東の生い立ち
●著者紹介
道東の自然史研究会