商品説明
道北地方地学懇話会編
判型: B6 並製
頁数: 286
ISBN: 978-4-8329-1151-2
Cコード: C1344
発行日: 1995-08-25
●本書の特徴
「氷河時代」の雪と氷の営みによってつくられた地形と,寒冷期を生き抜いてきた動植物のたたずまい,そして,西のユーラシアプレートと東の北アメリカプレートとの,せめぎあいの場=道北地方の個性的な自然の生い立ちをたどる.「道北から」発信する初の自然ガイド.
●目次
第 1章 日本海沿岸北部
1 稚内—宗谷岬 (周氷河地形の丘陵)
2 礼文島 (高山植物の島)
3 利尻島 (利尻富士の構造)
4 サロベツ原野 (湿原と火山灰)
5 豊富—幌延—問寒別 (埋積された海)
第 2章 日本海沿岸南部
1 苫前—初山別 (海岸段丘と活断層)
2 羽幌—築別 (日本海の生い立ち)
3 小平蘂川流域 (雨竜層群の石炭)
4 留萌—恵比島 (留萌炭田の新第三紀層)
5 石狩—増毛 (荒波が削る岩石海岸)
第 3章 オホーツク海岸北部
1 猿払—浜頓別 (アカエゾマツの森と湖沼群)
2 歌登 (デスモスチルスの入り江)
3 枝幸—雄武—興部 (段丘と赤い土)
第 4章 天塩川流域
1 中川—佐久 (アンモナイトのふる里)
2 名寄—サンル (高師小僧と鈴石の盆地)
3 士別—剣淵—和寒 (地質構造体の狭間)
4 下川—西興部—朝日 (海底玄武岩と銅鉱の山)
第 5章 上川・富良野盆地
1 嵐山と神居古潭峡谷 (渡り鳥の遊ぶ谷間)
2 当麻鍾乳洞と突哨山 (鍾乳石とカタクリの丘)
3 富良野盆地 (大火砕流がつくる台地)
4 十勝岳火山群 (泥流の傷痕)
第 6章 オホーツク海岸南部
1 紋別—湧別 (南北文化の交差する重粘土の丘)
2 興部—滝上 (オホーツク沿岸背景の山々)
3 白滝盆地とその周辺 (石器の工場と浮島湿原)
4 遠軽—生田原 (森林と金山で栄えた街々)
第 7章 道北の自然
1 道北の生い立ち
2 道北の地形
3 道北を取り巻く海
4 北の土壌
5 道北の森林
6 北に遺されたヒトの足跡
●著者紹介
道北地方地学懇話会