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常盤野和男・大友詔雄・田中幸雄著
最大エントロピー法による時系列解析[第2版]―MemCalcの理論と実際
ISBN978-4-8329-9982-4/2008.12.25/A5判・並製・264頁・CD-ROM付・定価2940円(本体2800円+税)


時系列解析において有限長の時系列データから相互相関関数やクロススペクトルを計算することはきわめて難しい。相互相関に関する最大エントロピー法は知られていない。本書では自己相関に関する最大エントロピー法を用いてクロススペクトルを計算する新しい方法を提案し,その方法の根拠を明確にするように記述している。 初版の読者には,第2版でなされた変更について報告しておかなければならない・第2版では,第3章「相互相関の理論」を新たに加えた.そしてこれに関連して計算例を若干追加した.現実にわれわれが対象にする時系列データは,すべて有限長であり,かつさまざまな過程を含み,さまざまな要因によって規定されている.それ故,時系列のスペクトル解析理論は,任意の時系列に対して適用可能でかつ有限長であることを基礎にしたものでなければならない.本書におけるわれわれのこの立場は.相互相関の理論においてもー貫している.時系列解析において相互相関を扱うときにわれわれが直面するのは,有限の長さの時系列データから相互相関関数やクロススペクトルを計算することがきわめて難しいという問題である.相互相関に関する最大エントロピー法は知られていない.そのため本書では,自己相関に関する最大エントロピー法を用いて間接的にクロススペクトルを計算する方法を提案した.第3章の理論はその方法の根拠が明確になるように記述されている.相互相関については,その概念が時系列解析にとって実際にどのように役立ちうるのかということ自体,研究が必要である.



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主要目次紹介
はしがき
第2版によせて
記号表

Cbapter l.スペクトル解析の理論
1.時系列のスペクトル解析法の問題
2.時系列データ
3.パワースペクトルの原義的定義
4.自己相関関数
5.パワースペクトル密度関数Pm(f)列
6.Pm(f)列を計算するMEMアルゴリズム
7.Pm(f)列の諸性質
8. Pm(f)による線スペクトルの表現
9.自己相関関数の分解
10.エントロピー密度hmの意味
11.有限長時系列にたいするPm(f)列
12.有限長時系列のMEM−Burgアルゴリズム
13.規則的構造を最大に抽出する有限長時系列MEM

Cbapter 2.時系列の最適あてはめ
14.時系列の一般化三角多項式展開
15.一般化三角多項式のパワースペクトル
16.有限長時系列MEMと時系列の表現
17.基底変動解析

Chapter 3.クロススペクトルの理論
18. 相互相関関数とクロススペクトル
19. ー般化三角多項式展開と相互相関
20.有限長時系列MEMによるクロススペクトルの計算

Appendix l・複素時系列のスペクトル解析理論
 A.時系列データ,パワースペクトル,自己相関関数
 B.パワースペクトル密度関数Pm(f)列
 C.Pm(f)列の諸性質
 D.有限長時系列にたいするPm(f)列

Appendix 2・一般化三角多項式
 E.一般化三角多項式のパワースペクトル

Appendix 3・MEMCALCによる計算例
 F.計算例(1)
 G.計算例(2)
 H.計算例(3)
 付属CD−ROMの内容と使い方

Bibliography


著者紹介
常盤野和男(ときわのかずお)
1965年 北海道大学大学院理学研究科修士課程終了,
      元北海道大学大学院工学研究科
大友詔雄(おおとものりお)
1970年 北海道大学大学院工学研究科修士課程終了,
      元北海道大学大学院工学研究科
田中幸雄(たなかゆきお)
1985年 北海道大学大学院工学研究科博士課程終了,
      巨z訪トラスト


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