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唐 イ【火へんに韋】著
日本書紀における中国口語起源二字漢語の訓読[北海道大学大学院文学研究科研究叢書13]
ISBN978-4-8329-6709-0/2009.3.31/A5判・上製・230頁・定価7350円(本体7000円+税)


一般に中国の口語・俗語的文章は、古典漢文の訓読法では読み解くことが難しい。『日本書紀』に頻出するこのような口語・俗語起源の漢語は、我が国でどのように訓読されていたのか。この問題に正面から取り組んだ、初めての研究書。


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主要目次紹介
序  章
  1 本書の目的
  2 先行研究  
  3 本書の方法 
  4 『日本書紀』訓点資料  
第一章 二字名詞の訓読
 T 二字一語として訓んでいる例
  T-1 一語の和訓として訓んでいる例 34語
  (T-1-1)阿姉(T-1-2)行業(T-1-3)官家(T-1-4)官司(T-1-5)後頭(T-1-6)罪過(T-1-7)床席(T-1-8)寺家(T-1-9)指甲(T-1-10)此間 (T-1-11)娘子(T-1-12)嬢子(T-1-13)終日(T-1-14)女郎(T-1-15)新婦(T-1-16)人物(T-1-17)消息(T-1-18)前頭(T-1-19)刀子(T-1-20)桃子(T-1-21)頭端(T-1-22)道理(T-1-23)男子(T-1-24)朝庭(T-1-24)朝廷(T-1-25)中間(T-1-26)底下(T-1-27)田家(T-1-28)徳業(T-1-29)法則(T-1-30)風姿(T-1-31)夜半(T-1-32)老夫(T-1-33)李子(T-1-34)路頭
  T-2 合符のみを加点している例 0語
 U 二字一語として訓んでいない例
  U-1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 0語
  U-2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 1語
  (U-2-1)男女
第二章 二字動詞の訓読
 T 二字一語として訓んでいる例
  T-1 一語の和訓として訓んでいる例 33語
  (T-1-1)安置(T-1-2)号叫(T-1-3)交通(T-1-4)帰化(T-1-5)却還(T-1-6)供奉(T-1-7)迴帰(T-1-8)経過(T-1-9)検校(T-1-10)語話(T-1-11)叩頭(T-1-12)自愛(T-1-13)施行(T-1-14)修行(T-1-15)修理(T-1-16)商量(T-1-17)処分(T-1-18)情願(一部)(T-1-19)製造(T-1-20)喘息(T-1-21)陳説(一部)(T-1-22)啼泣(T-1-23)東西(T-1-24)漂蕩(T-1-25)便旋(T-1-26)奉遣(T-1-27)奉献(T-1-28)奉進(T-1-29)遊行(T-1-30)羅列(T-1-31)留住(T-1-32)往還(T-1-33)往来
  T-2 合符のみを加点している例 1語 
  (T-2-1) 還 帰  
 U 二字一語として訓んでいない例
  U-1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 0語  
  U-2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 4語 
  (U-2-1)意欲(U-2-2)情願(一部)(U-2-3)欲得(U-2-4)陳説(一部)  
第三章 二字形容詞の訓読
 T 二字一語として訓んでいる例
  T-1 一語の和訓として訓んでいる例 6語 
  (T-1-1)少許(一部)(T-1-2)窮乏(一部)(T-1-3)平安(T-1-4)可愛(T-1-5)暁然(一部)(T-1-6)晏然
  T-2 合符のみを加点している例 3語  
  (T-2-1)少許(一部)(T-2-2)暁然(一部)(T-2-3)猶如(一部)
 U 二字一語として訓んでいない例
  U-1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 1語  
  (U-1-1)猶如(一部)
  U-2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 1語  
  (U-2-1)窮乏(一部)
第四章 二字副詞の訓読
 T 二字一語として訓んでいる例
  T-1 一語の和訓として訓んでいる例 11語  
  (T-1-1)一時(T-1-2)益復(T-1-3)元来(T-1-4)再三(一部)(T-1-5)自然(T-1-6)触事(T-1-7)触路(T-1-8)少々(T-1-9)即便(T-1-10)当時(T-1-11)本自
T-2 合符のみを加点している例 3語  
  (T-2-1)亦復(T-2-2)況復(一部)(T-2-3)独自
 U 二字一語として訓んでいない例
  U-1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 4語  
  (U-1-1)況復(一部)(U-1-2)必自(U-1-3)無復(U-1-4)不復
  U-2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 36語  
  (U-2-1)応時(U-2-2)何当(U-2-3)皆悉(U-2-4)豈復(U-2-5)各自(U-2-6)咸皆(U-2-7)共同(U-2-8)極甚(U-2-9)更亦(U-2-10)更不(U-2-11)更無(U-2-12)更復(U-2-13)勿復(U-2-14)再三(一部)(U-2-15)最為(U-2-16)事須(U-2-17)茲甚(U-2-18)悉皆(U-2-19)実是(U-2-20)時復(U-2-21)正在(U-2-22)即自(U-2-23)即時(U-2-24)輒爾(U-2-25)都不(U-2-26)都無(U-2-27)当須(U-2-28)倍復(U-2-29)必応(U-2-30)必須(U-2-31)必当(U-2-32)並悉(U-2-33)並是(U-2-34)便即(U-2-35)猶復(U-2-36)要須
第五章 二字連詞(接続語)の訓読
 T 二字一語として訓んでいる例
  T-1 一語の和訓として訓んでいる例 8語  
  (T-1-1)加以(T-1-2)仮使(T-1-3)縦使(T-1-4)雖然(T-1-5)然是(一部)(T-1-6)然則(T-1-7)所以(T-1-8)乃至(一部)
  T-2 合符のみを加点している例 0語  
 U 二字一語として訓んでいない例
  U-1 二字一語として訓まず和訓も不当な例 5語  
  (U-1-1)因復(U-1-2)雖復(U-1-3)然是(一部)(U-1-4)乃可(U-1-5)乃至(一部)
  U-2 二字一語として訓んでいないが文意は大きく外れていない又は不明な例 5語 
  (U-2-1)因為(U-2-2)何況(U-2-3)遂即(U-2-4)遂乃(U-2-5)寧可
結  論
参考資料・文献  
あとがき  
事項索引  
人名・書名索引  


執筆者紹介
執筆者紹介
唐  イ【火ヘンに韋】(とう い)
中国北京葦3月,北海道大学大学院文学研究科言語文学専攻博士後期課程修了,博士(文学)
2006年3月,北海道大学大塚賞受賞(博士学位論文「日本書紀における中国口語起源漢語の訓読」)
現在,北海道大学大学院文学研究科助教
主要論文
「日本書紀における程度表現の二音節語(二字漢語)について」『訓点語と訓点資料』第113輯
「『日本書紀』中漢語口語雙音副詞的容受」(中文),『敦煌学・日本学』上海辭書出版社(2005年12月)
「日本書紀における中国口語起源二字動詞の訓点」『訓点語と訓点資料』第116輯
「從日本書記看漢文訓讀的性格」(中文),『中国台州学院学報』第28巻第5期
「日本書紀における中国口語起源二字名詞の訓点」『国語国文研究』第130号
「日本における中国口語起源漢語の訓点を通して見る漢文訓読の性格」(韓文),口訣學會編『漢文読法と東アジアの文字』太學社(2006年12月)


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