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新谷 融 ・黒木幹男編著
流域学事典―人間による川と大地の変貌―
ISBN978-4-8329-8151-5/2006/B5判 ・上製 ・232頁 ・定価6000円+税

流域の変動をその基本的な仕組みから説き起こし、水源、上流の山地から河谷、平野を経て海岸まで、人間活動とのかかわりでの動態を、対象分野別に、多数の図版や写真を用いて体系的かつ簡潔に叙述した流域事典。技術者および行政関係者にとって必携の書といえよう。

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主要目次
目次
はじめに
I 地球と流域
I. 1 地球の水システムと陸域の水分布
I. 1. 1 海水準の変動  
I. 1. 2 地球水循環のあらまし  
I. 1. 3 地球の水の0.01%が河川水  
I. 2 森と川
I. 2. 1 森が水を生み出す?  
I. 2. 2 森と川の営み  
I. 3 川・森と人間
I. 3. 1 川と文明のおこり
I. 3. 2 水の氾濫――その恩恵と災害
I. 3. 3 流域の地形と土地利用
II 環太平洋地域の変動流域
II. 1 環太平洋地域
II. 1. 1 北米大陸西海岸 
II. 1. 2 オセアニア・ニュージーランド北島 
II. 1. 3 オセアニア・オーストラリア東海岸 
II. 1. 4 東南アジア・タイ 
II. 1. 5 東アジア・中国石灰岩地域 
II. 2 アジアのなかの日本列島
II. 2. 1 アジアの流域 
II. 2. 2 日本の流域 
II. 2. 3 北海道の流域 
V 水源の山地
V. 1 山の成り立ち
V. 1. 1 地質 
V. 1. 2 地形 
V. 2 山の地盤が動く
V. 2. 1 火山泥流 
V. 2. 2 地すべり 
V. 2. 3 斜面崩壊 
V. 2. 4 表面侵食 
V. 2. 5 土石流 
V. 2. 6 ガリ侵食 
V. 2. 7 落石 
V. 3 土砂が生成される
V. 3. 1 土砂が生成されるための素因と誘因とは 
V. 3. 2 土砂生成の様式には 
V. 3. 3 土砂生成には地域性がある 
V. 3. 4 土砂生成は時間的に変化している 
V. 4 水源の山地を守る
V. 4. 1 日本のはげ山 
V. 4. 2 山地を保全する技術とその歴史 
V. 4. 3 山地の裸地を森林緑地に 
V. 4. 4 山地の乱開発を規制する 
W 河谷
W. 1 河谷の発達
W. 1. 1 河谷のネットワーク――水系網 
W. 1. 2 流域の形状は発達する 
W. 1. 3 斜面・河川地形が発達してきた 
W. 2 斜面と川のつながり
W. 2. 1 斜面と河床の変動 
W. 2. 2 土砂は供給され輸送される 
W. 2. 3 河道に流入する河岸斜面の土砂 
W. 2. 4 斜面変動によって川が変形する 
W. 3 土砂は滞留し再移動する
W. 3. 1 破砕帯河川の大井川・東河内では 
W. 3. 2 豪雨地帯の九州・一ツ瀬川では 
W. 3. 3 軟岩地帯のニュージーランド・ワイアプ川では 
W. 4 河谷の歴史を読む――過去を解く鍵
W. 4. 1 放射性同位体から分かる土砂移動の歴史 
W. 4. 2 時間を計る物差し「火山灰」 
W. 4. 3 樹木に記録される土砂の移動 
W. 4. 4 樹木年輪から流域変動の情報を読む 
W. 5 山地河川の土砂の動きが生き物に影響する
W. 5. 1 河岸が侵食されるが河畔林も生育する 
W. 5. 2 森と川の生態系――植物と動物 
W. 5. 3 河床の砂礫が動くと水生植物は
W. 5. 4 細粒土砂が流出すると水生生物(魚類)は 
W. 5. 5 河床の砂礫が動くと底生昆虫は 
X 谷から平野へ
X. 1 谷から平野へ流送される土砂――その基礎知識
X. 1. 1 土砂の動きのいろいろ 
X. 1. 2 川底の動きを予測する
X. 1. 3 川底のいろいろなかたち 
X. 1. 4 セディメントウェーブ  
X. 1. 5 瀬・淵,ステップ・プール 
X. 2 谷に造られるダムと土砂
X. 2. 1 ダムのいろいろ  
X. 2. 2 洪水を調節するためのダム  
X. 2. 3 貯水ダムの堆砂問題  
X. 3 扇状地と天井川
X. 3. 1 谷の出口の扇状地――河道(流路)の変動  
X. 3. 2 天井川と尻無し川  
X. 4 水と土砂の移動を流域としてみる
X. 4. 1 土砂が支流から本流に流出してくる  
X. 4. 2 土砂の流れは水と違う  
X. 4. 3 河床は洗掘され,土砂が堆積する  
X. 4. 4 土砂が動く規模とその頻度を知る――土砂の滞留時間と移動速度  
X. 4. 5 土砂の収支をみる――セディメントバジェット  
Y 平野から海へ
Y. 1 平野の川
Y. 1. 1 川の構造  
Y. 1. 2 川の水動態  
Y. 1. 3 川の地形と河道  
Y. 1. 4 高水敷  
Y. 1. 5 河道の変遷――石狩平野の例  
Y. 2 川を改修する
Y. 2. 1 河道を変える  
Y. 2. 2 ショートカット  
Y. 2. 3 浚渫  
Y. 2. 4 河道を維持する  
Y. 3 川と生き物
Y. 3. 1 土砂の氾濫堆積と河畔林  
Y. 3. 2 河畔林を保全する  
Y. 3. 3 魚の住みよい川  
Y. 3. 4 魚道  
Y. 4 平野と人間生活
Y. 4. 1 低平地に住む  
Y. 4. 2 堤防の役割  
Y. 4. 3 堰の役割  
Y. 4. 4 都市の川  
Z 海
Z. 1 海岸を土砂が動く――飛砂と漂砂
Z. 1. 1 海岸の飛砂は砂丘をつくる  
Z. 1. 2 海岸砂丘は砂の貯蔵庫  
Z. 1. 3 河口と沿岸で土砂が動く  
Z. 1. 4 波が土砂を輸送する  
Z. 2 海岸を利用する
Z. 2. 1 塩田の歴史  
Z. 2. 2 広がる埋立地  
Z. 2. 3 減少する干潟  
Z. 2. 4 沿岸の漁場――栄養塩が河川から供給される  
Z. 2. 5 土砂が動く河口近くに新たな漁場が  
Z. 3 海岸が侵食される
Z. 3. 1 海岸の侵食と土砂  
Z. 3. 2 海岸侵食が進む  
Z. 3. 3 崖海岸の侵食は  
Z. 3. 4 砂浜海岸は構造物で土砂の動きが変わる  
Z. 4 海岸の侵食を防ぐ
Z. 4. 1 海岸の水(波)と土砂の動きを変える  
Z. 4. 2 砂浜を守り造る――養浜  
Z. 4. 3 飛砂を防ぐ森づくり  
Z. 4. 4 飛砂との戦いの歴史  
Z. 4. 5 海岸林を保全し利用する  
[ 流域利用
[. 1 流域利用の変化と土砂の生産・流出
[. 1. 1 森林から草地,そして再び森林に――ニュージーランド  
[. 1. 2 森林から草地へ――オーストラリア・ニューサウスウェールズ州  
[. 1. 3 森林からパイナップル畑へ――タイ  
[. 1. 4 サンゴ礁と土壌流出――沖縄  
[. 1. 5 森林から陶土採掘地へ,そして都市に――日本列島中部・庄内川流域  
[. 1. 6 森林から畑地へ――北海道・洞爺丘陵  
[. 1. 7 豪雨慣れ――九州山地  
[. 2 変動する流域に生きる
[. 2. 1 水・土砂の動きが急速に  
[. 2. 2 水と土砂を管理する  
[. 2. 3 水利用・管理のシステム化で沖積低地の氾濫原を水田地帯に――石狩川下流域  
[. 2. 4 流域の新しい開発は流域の自然と社会を急変させる  
[. 2. 5 変動流域に生き続けるために  
参考文献
索引
執筆者一覧

執筆者紹介 (執筆時)
新谷  融(あらや とおる)
生 年:1941年
現 在:北海道大学名誉教授
    北海道環境防災総合政策研究機構理事長
専 門:砂防学
黒木幹男(くろき みきお)
生 年:1946年
現 在:北海道大学大学院工学研究科准教授
専 門:河川工学


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